強気なスタートが持ち味!「井口佳典(いぐち・よしのり)」選手を紹介
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この記事では、「ブチ込み王子」とも称させるほどの強気なスタートが持ち味の、競艇(ボートレース)の井口佳典(いぐち・よしのり)選手について紹介します。 ピンチをチャンスに変え、素晴らしい優勝歴を持つ井口選手の魅力をとことんお伝えします。
井口佳典(いぐち・よしのり)選手 プロフィール
井口佳典選手のプロフィールを紹介します。
- 生年月日 1977年8月22日
- デビュー 1999年11月
- 身長 163cm
- 体重 53kg
- 血液型 A型
- 出身地 三重県松阪市
- 支部 三重支部
- 登録期 85期
- 登録番号 4024
- 級別 A1級
高校時代は競輪選手を目指していたという井口選手。しかし、練習中の怪我により競輪の道は断念。
高校卒業後にサラリーマン時代を経て、ボートレーサー養成所に入所しています。
師匠は森岡正博元選手。森岡元選手とは高校の先輩後輩の仲でした。
奥さんは井口真弓(旧姓・新田)元選手です。
キャッチフレーズは「キングオブギャラクシー」
井口選手の登録期である「85期」に注目です。
85期には田村隆信選手や湯川浩司選手など、G1やSG戦で複数優勝を飾る実力のある選手たちが集まっており、競艇界史上最強の「銀河系軍団」と言われます。
その中でも、井口選手は「キングオブギャラクシー」と称されるほど、「銀河系軍団」の中でもトップレベルの選手として知られています。
2018年には6度目のSG優勝を飾るなど、キングに相応しい成績を残しています。 その強さの秘訣について、ひも解いていきます。
「ブチ込み王子」とも称されるスタート力
フライングを恐れずに強気でスタートに立ち向かう、度胸のある姿からブチ込み王子とも称される井口選手。
井口選手の強さの秘訣は、高いスタート力にあります。
競艇(ボートレース)は、スタートのタイミングが非常に重要。
スタートがレース展開を左右すると言っても過言ではありません。
スタートタイミングは「0.17秒を切ると優秀」と言われていますが、井口選手の平均スタートタイミング(2019後期・2020前期)は0.125~0.165秒。
この数字からも、スタート力の高さがよく分かりますね!
進入コースは基本的に枠なり進入。
安定したスタート力と操艇技術を活かして、トップスタートからの全速戦が得意です。
勝率も高く賞金ランキングでは常に上位争いをしています。
井口佳典選手のSG・G1優勝歴
数々の優勝歴からも、その実力を感じさせる井口選手。
2020年8月現在のSG・G1の優勝歴は以下の通りです。
SGの優勝歴
SGの優勝回数は6回(2020年8月現在)。
SG初出場は「第51回 モーターボート記念(2005年)」。優勝戦には臨めませんでしたが、好成績を残しています。
初優勝の「第35回笹川賞(2008年)」では、5コースからコンマ07のトップスタートを決め、「まくり差し」で勝利を勝ち取りました。
- 第35回 笹川賞(2008年6月1日・平和島)
- 第23回 賞金王決定戦 - 決定戦(2008年12月23日・住之江)
- 第24回 賞金王決定戦 - シリーズ戦(2009年12月23日・住之江)
- 第39回 笹川賞競走(2012年5月27日・浜名湖)
- 第17回 オーシャンカップ(2012年7月22日 尼崎)
- 第53回 ボートレースクラシック(2018年3月21日・浜名湖)
G1の優勝歴
G1の優勝回数は、15回(2020年8月現在)。
初優勝を飾った「開設49周年記念(2006年)」での決まり手は「差し」でした。
- 開設49周年記念 太閤賞(2006年3月30日・住之江)
- 開設55周年記念 つつじ賞王座決定戦(2007年6月21日・津)
- 開設53周年記念 オールジャパン竹島特別(2008年5月22日・蒲郡)
- 全日本覇者決定戦 開設58周年記念競走(2010年6月8日・若松)
- 開設59周年記念 つつじ賞王座決定戦(2011年9月22日・津)
- 第58回 東海地区選手権(2013年1月29日・津)
- 開設61周年記念 つつじ賞王座決定戦(2013年7月18日・津)
- 児島キングカップ 開設61周年記念競走(2013年9月30日・児島)
- 開設60周年記念競走 マーメイドグランプリ(2014年3月13日・常滑)
- 徳山クラウン争奪戦 開設61周年記念競走(2014年9月21日・徳山)
- 戸田プリムローズ 開設59周年記念(2016年3月8日・戸田)
- 開設60周年記念 太閤賞(2016年7月31日・住之江)
- 第62回 東海地区選手権(2017年2月23日・津)
- 開設63周年記念競走 オールジャパン竹島特別(2019年1月24日・蒲郡)
- 開設68周年記念 海の王者決定戦(2020年6月9日・大村)
井口佳典選手の獲得賞金は⁉
いくつものレースで勝利を勝ち取る井口選手の、気になる獲得賞金を見ていきましょう。
「2019年獲得賞金ランキング」では、峰竜太選手に次ぐ8位という成績を収めています。
- 1位:石野貴之選手 225,642,666円
- 2位:毒島誠選手 179,419,000円
- 3位:吉川元浩選手 161,896,000円
- 4位:桐生順平選手 149,641,000円
- 5位:瓜生正義選手 124,615,000円
- 6位:白井英治選手 119,457,000円
- 7位:峰竜太選手 118,125,000円
- 8位:井口佳典選手 107,335,266円
- 9位:馬場貴也選手 102,847,932円
- 10位:田村隆信選手 101,445,000円
ピンチをチャンスに変える力
2009年以降、伸び悩んでいた井口選手でしたが、2012年の持ちペラ制度廃止をきっかけに低迷期を抜け出します。 それまでは、モーターに備え付けるプロペラを選手個人が自分のレーススタイルに合わせて作り使用していましたが、それが使えなくなるということで、選手たちは危機に直面。 しかし、井口選手にとってはスランプ状態を捨て、イチからやり直す良いきっかけとなりました。 誰よりも早く研究を始めて新しい制度を自分のものとした井口選手は、新制度で行われた初めてのSG「第39回 笹川賞競走(2012年)」で見事優勝を飾ります。 真っすぐに自分と向き合い、ピンチをチャンスに変えた井口選手、とても格好いいですね。
【まとめ】井口佳典選手ずば抜けたスタート力を持った実力派
強気なスタートとその実力から、「キングオブギャラクシー」や「ブチ込み王子」などと称される井口選手。
非常に素晴らしいスタートを決める姿には、ファンからも絶大なる信頼を得ています。
いち早く「持ちペラ制度廃止」に目を向け、自分のものとした行動力も素晴らしいですね。
これからもどんなスタートを見せてくれるのか、目が離せません!
- ぴこ
- ボートレース初心者。ファンである某俳優の出演CMを見て、競艇を始める。
調べれば調べるほど奥が深いボートレースに心奪われ中!
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