艇界のプリンス「今村豊(いまむら・ゆたか)」選手ってどんな人?
作成2020年5月7日

今回紹介するのは「艇界のプリンス」や「今やん」「ミスター競艇」と呼ばれる「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手です。
「コーナーではスピードを落とす」が常識だった当時の競艇界において「全速ターン」を真っ先に身に付け、当時の記録や常識を破ってきたことで有名な選手です。
いったい「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手がどのような選手なのかをここで詳しく紹介していきたいと思います!
「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手プロフィール
- 生年月日 1961年6月22日(58歳)
- デビュー 1981年5月7日
- 身長 163cm
- 体重 49kg
- 血液型 A型
- 出身地 山口県小野田市(現在の山陽小野田市)
- 支部 山口支部
- 登録期 48期
- 登録番号 2992
- 級別 A1級
より速く旋回をすることを目的とした全速ターンを開発し、デビューから快進撃を続け、周りからは「今村全速ターン」と呼ばれる第一人者となっており、このターンは、現在ではほとんどの選手が習得しており、レースでは欠かせない技術として知られています。
また、マスコミに対するコメントが紳士的であること、信頼性が高いことからファンから絶大なる人気を誇っています。
「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手のボートレーサーとしての実力って?

まずはSGでの優勝回数を見てみましょう!
SG(スペシャルグレード)での7回という優勝回数は、競艇選手の中でもトップクラスであり、驚異的な数字と言えます。
デビューからわずか半年でC級からA級に上がれる実力(1988年以前はA、B、Cクラスに分けられていた)があるのですからこの優勝回数にも納得がいきますよね。
- SG:優勝7回
- 第11回 笹川賞競走(1984年5月4日・浜名湖競艇場)
- 第34回 全日本選手権競走(1987年10月13日・平和島競艇場)
- 第35回 全日本選手権競走(1988年10月12日・多摩川競艇場)
- 第37回 全日本選手権競走(1990年10月11日・戸田競艇場)
- 第38回 モーターボート記念競走(1992年8月31日・浜名湖競艇場)
- 第39回 総理大臣杯競走(2004年3月28日・福岡競艇場)
- 第56回 モーターボート記念競走(2010年8月29日・蒲郡競艇場)※ナイター開催
また、1992年頃に難病の一種であるメニエール病を患い、一時はレースを欠場することも多くなっていました。
現在でも時折再発し、今村豊選手を悩ませていますが、それでもなおトップクラスのレーサーとして君臨し続けているところはスゴイですよね。
さらに、今村豊選手は、人格者でもあり、競艇選手(ボートレーサー)の後輩達を威圧するようなことは行わず、今村豊選手を慕う選手も数多くいます。
加えて、2012年には大村競艇場が実施した「歴代最強レーサー 次世代に語り継ぎたいファン投票」にて、2912票で1位に輝くほど人気のある選手となっており、選手からも競艇ファンからも慕われ愛されている競艇選手(ボートレーサー)です。
2020年現在、賞金獲得総額は1064万円となっており、ランキングは207位となっています。
ちなみに、去年2019年の賞金獲得総額は2930万円となっており、ランキングは191位となっていました。
「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手の「今村全速ターン」って?

今村豊選手が、まだ本栖訓練所の訓練生だった頃に、教官から「全速ターン」の存在を知り、「恐ろしくなかったら(スロットルレバーを一杯に)握っていい」と言われ、「本栖の転覆王(ドボンキング)」と周りにあだ名を付けられてしまうほどに全速ターンの練習を繰り返し、デビュー後も試行錯誤を続け、「今村全速ターン」と呼ばれる全速ターンを身に着けました。
「今村全速ターン」のおかげでデビューから破竹の勢いを見せた今村豊選手は、「コーナーではスピードを落とす」が常識だった当時の競艇界の常識を塗り替えており、現在ではほとんどの選手が習得し、レースでは欠かせない技術として競艇界に根付いています。
「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手の獲得金額がスゴイ!
数多くの人気と人気に見合った実力を持つ今村豊選手ですが、ここでやっぱり気になるのは獲得賞金の額ですよね。
競艇選手(ボートレーサー)は、レースから出る賞金が主な収入源となっていますが、今村豊選手は生涯賞金獲得金額が1位の松井繁選手に次ぐ2位に着けています。
2020年4月現在、今村豊選手の生涯獲得賞金は30億円弱となっており、1981年のデビューからの約40年間で、平均年収で換算するとおよそ7500万円を稼いでいるのです。

ここで気になるのがこんなにも稼いでいる競艇選手の自宅ってどのような家なのでしょう?
ボートレースタレントの永島知洋さんが書かれているコラムにて山口県の自宅の画像が公開されていました。
とてもスゴイ豪邸ですね…立派な門構えに日本庭園のような大きくてキレイな庭もあり、玄関もとても広いお家となっており、巷では「今村御殿」と呼ばれているようです。
コラムを書いている永島さんもまるで老舗旅館のようだと圧倒されていました。
また、大阪にももう1つ豪邸を持っており、さすが生涯獲得賞金が30億円弱の選手は違うなぁと私も圧倒されてしまいました。
生まれ変わっても競艇選手にはなりたくない!?
まとめ:「今村豊選手(いまむら・ゆたか)」選手は競艇選手(ボートレーサー)として人気・実力共にトップクラス!
持病に難病を持ちながらもトップクラスのレースシーンで活躍し続ける今村豊選手。
SG優勝7回に生涯獲得金額2位という輝かしい実績や、「今村全速ターン」などを利用しレースに勝つ選手としてのトップレーサーとして実力はもちろんのこと、後輩を威圧せず、大金を稼いでも決して驕らず、メディアに対するコメントが紳士的かつ信頼性があることから、人格者としても一流な今村豊選手のこれからの走るレースにまだまだ目が離せません。