競艇の2017年賞金王レーサー・「桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)」選手を解説!
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「ハイスピードターン」という神技で有名な競艇選手(ボートレーサー)、桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)選手の実力に迫ります。
桐生順平選手のその驚くべき技術と華々しい経歴はどれほどのものなのかを詳しく、分かりやすく解説していきましょう。
桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)選手 プロフィール
桐生順平選手は福島県石川郡石川町にある石川高等学校在学中は自転車競技部に所属し、全国大会への出場経験も持っています。
そのため競輪選手を志してはいたものの、小柄な体格であることから断念し競艇選手(ボートレーサー)としての道を選んだというわけです。
桐生順平選手の実の兄は元競輪選手であり、義理の兄は現役競輪選手の佐藤慎太郎選手、さらに佐藤慎太郎選手の妹である妻は、ボートレーサー養成所にて桐生順平選手の後輩として競艇選手(ボートレーサー)を目指していたものの、途中で断念をした過去を持っています。
その妻の無念の思いを背負っているからかは分かりませんが、桐生順平選手はデビュー以降着実に成長を重ね、近年では安定して高い勝率を誇るほどの実力を持つ競艇選手(ボートレーサー)にまで成長をしています。
競艇選手(ボートレーサー)になるという夢を叶えられなかった妻の分まで頑張ろう、という愛情と熱意に満ち溢れたピットでのその雄姿、かっこいいですね!
- 生年月日 1986年10月7日
- デビュー 2007年5月17日
- 身長 160cm
- 体重 52kg
- 血液型 AB型
- 出身地 福島県
- 支部 埼玉
- 登録期 100期
- 登録番号 4444
- 級別 A1級
ターンが神業!
桐生順平選手はレースにてスピードのある豪快なターンを度々魅せることで有名な選手です。
スピード・精度共に他の選手と比べても次元の違う「ハイスピードターン」が持ち味の桐生順平選手は、見ている方も非常に気持ちがいいほどの美しく豪快なターンで数々のレースを制しています。
競艇(ボートレース)ではレースにおいて一番最初のコーナーでそのレースの順位がほぼ決まってしまうことも多いのですが、桐生順平選手の場合、その並外れたスピードのターンによって2周目や3周目での逆転を成功させることもあります。
第一コーナー以降での「抜き」が出来るということは、競艇選手(ボートレーサー)としての能力が優れているという証拠です。
その桐生順平選手の神技とも言えるターンが、多くの競艇ファンを魅了しているのです。
数々の競艇選手(ボートレーサー)を取り上げてきた筆者からしても、これはズルいよ!と唸ってしまうほどの圧倒的な技術です。
この神技によって桐生順平選手は他の競艇選手(ボートレーサー)と比べても驚くほどの優秀な成績を成績を残しています。
競艇(ボートレース)の最上級クラスであるA1クラスでは、2連対率(2着以内でのゴール確率)が30%以上、3連対率(3着以内でのゴール確率)が40%以上で上位となりますが、桐生順平選手の2019年の2連対率は60.5%、3連対率が77.0%とその数字をも遥かに上回っており、桐生順平選手の技術の高さが伺えます。
非常に優秀な勝率を誇る
競艇選手(ボートレーサー)としての成績の指標の一つに「勝率」というものがあります。
「勝率」とは、レースにおいて1着から6着までの着順ごとに付与される「着順点」の合計を出走回数で割った数値で、この数値が高ければ高いほど強い選手ということになります。
そしてボートレーサー養成所をリーグ戦勝率1位という成績で卒業している桐生順平選手は、デビュー後も非常に高い勝率を誇る競艇選手(ボートレーサー)となっています。
桐生順平選手のデビュー以降の各年の勝率がこちらです。
- 2007年 4.43
- 2008年 4.71
- 2009年 5.55
- 2010年 6.73
- 2011年 7.14
- 2012年 7.31
- 2013年 7.89
- 2014年 7.57
- 2015年 7.68
- 2016年 7.80
- 2017年 7.55
- 2018年 8.15
- 2019年 8.28
競艇選手(ボートレーサー)としての最上位クラスである「A1」クラスに昇格をするために必要な平均勝率は6.2以上であり、勝率が7点台以上であればそのA1クラスの選手の中でもさらに上位に入るため、競艇選手(ボートレーサー)の中でもかなり強い部類の選手だということになります。
そして競艇(ボートレース)において上位のクラスであるSGやG1のレースで優勝をするほどの能力を持つ選手は7点台後半以上の勝率を持つ選手が多く、8点台とまでなるとそういった選手の中ですら上位になるほどの極めて高い勝率です。
そのため近年の桐生順平選手は安定して非常に優秀な成績を残しているということが言え、特に2018年、2019年は8点台という驚異的な勝率を記録しています。
現在の現役競艇選手(ボートレーサー)の中でも五指に入るほどのトップクラスの強さを誇る選手です。
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SGでも3回の優勝
桐生順平選手は、競艇(ボートレース)最高峰のクラスである「スぺシャルグレード(通称SG)」のレースでも、これまでに3回の優勝を飾っています。
桐生順平選手がこれまでに優勝したSGのレースがこちらです。
- 1回目 2015年3月22日 尼崎 第50回ボートレースクラシック
- 2回目 2017年3月20日 児島 第52回ボートレースクラシック
- 3回目 2017年12月24日 住之江 第32回賞金王決定戦
2017年には2度のSG優勝を果たしており賞金王にも輝いているため、桐生順平選手にとって大きな節目の年となったに違いありません。
SGは競艇選手(ボートレーサー)であれば誰もが憧れるクラスであり、その選手が生涯で1度でもSGにて優勝を果たすことが出来れば凄いことなので、そのSGに同じ年に2度も優勝を果たした桐生順平選手は驚くべき勢いであると言えます。
さすがはスピードを持ち味とした選手ですね。
桐生順平選手は2017年の第52回ボートレースクラシックでは、予選をトップ通過し優勝まで突っ切る圧倒的な強さを見せ、2017年の第32回賞金王決定戦でも優勝戦にて誰も寄せ付けない完璧なイン逃げ(一番有利である一号艇で最初にターンし、そのまま誰にも譲ることなくゴールをすること)を魅せダントツ1位でのゴールを決めています。
2017年の賞金額は勝率最強の峰竜太選手をも超えるダントツ1位
2017年の競艇選手(ボートレーサー)の賞金の獲得金額の上位10人がこちらです。
- 1位 桐生順平選手 2億1,224万1,000円
- 2位 峰竜太選手 1億5,339万6,666円
- 3位 井口佳典 1億3,365万3,000円
- 4位 石野貴之 1億2,677万9,000円
- 5位 白井英治 1億1,077万2,000円
- 6位 寺田祥 1億956万7,000円
- 7位 毒島誠 1億349万2,000円
- 8位 菊地孝平 1億54万8,000円
- 9位 松井繁 9,741万3,700円
- 10位 茅原悠紀 8,339万4,000円
この年のSGレースに2回優勝し賞金王にも輝いた桐生順平選手は、2億1,224万1,000円という破格の賞金を獲得しています。
2位の峰竜太選手に6,000万円近くもの差をつけてでのダントツ1位です。
2位の峰竜太選手と言えば、現在の現役競艇選手(ボートレーサー)の中で最強とも言える実力を持つ選手です。
峰竜太選手は2015年から2019年まで5年連続で勝率1位、特に2019年の勝率は8.74という驚異的な数字を誇っており、その峰竜太選手をも遥かに上回る金額を獲得する快挙を成し遂げたのです。
一般人が億単位の金額のお金を手に入れるには、1等が数億円のジャンボ宝くじに当選をするくらいしかありません。
しかし、2020年の「東京2020協賛ジャンボ宝くじ」の2億円の当選確率は1000万分の1であり、人口で例えるとスウェーデン人(約1000万人)全員がくじを買った内の1人だけ..というわけです。
本来であればそれほどまでに手に入れることの難しい金額を、たったの1年で手に入れているわけですからウハウハですね。
近年の獲得賞金
桐生順平選手の近年の各年の賞金の獲得金額がこちらです。
- 2015年 8,507万2,000円
- 2016年 1億383万円
- 2017年 2億1,224万1,000円
- 2018年 8,671万959円
- 2019年 1億4,964万1,000円
見事賞金王に輝いた2017年には2億1,224万1,000円という破格の賞金を獲得し、それ以外の年にも1億円前後の高額な賞金を獲得しています。やはり凄い金額ですね。
翌年の2018年4月8日には、SGよりもワンランク格の下がるクラスである「G1」の第65回全日本王者決定戦の準優勝戦にて、桐生順平選手は痛恨のフライングにより失格となってしまい、3ヶ月間G1、G2への出場が停止となってしまいます。
その影響もあってか、桐生順平選手は2016年、2017年には複数回優勝を飾っていたG1のレースに、2018年は3月30日のG1レースであるオールジャパン 竹島特別開設62周年記念競走の1度のみの優勝となったため、前年よりもかなり賞金額が落ちる結果となりました。
それでも競艇選手(ボートレーサー)の平均年収である1600万円(競艇公式サイトより)の5倍以上の金額を得られていると考えると十分高額と言えます。
そしてこの直近の5年間の獲得賞金の合計だけでも6億3,700万円を超えています。ここから税金が差し引かれることを考慮し単純に3割を引いたとしても4億4600万円以上残ります。
もしも筆者がそれだけのお金を手に入れられたのであれば、横浜のランドマークタワーにあるホテルの部屋に暮らし、絶景を眺めながら食事も部屋の清掃もホテル任せの生活を送りつつ飽きたらまた別のホテルに移る、といった生活をすることでしょう。
毎晩女の子を部屋に呼んでしまったり・・・(笑)
何せ1泊1万円のホテルに50年間連続で泊まり続けたとしても1億8250万円程度なわけですから、余裕で暮らせます。そしてたまに気分転換にクルーズ船で上海へとちょっくら散歩に出かけるのもいいですね。
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ただ、「本気で競艇で稼ぎたい」「人生を競艇にかけている!」
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まとめ 桐生順平選手は爽快な人生を歩む競艇選手(ボートレーサー)!
圧巻のハイスピードターンで数々レースを制してきた桐生順平選手。その雄姿たるや見ている方まで爽快感を覚えるほどです。筆者はそんな桐生順平選手の虜になってしまいました。
近年ではその勢いに乗り、驚異的な勝率を誇る競艇選手(ボートレーサー)としてノリに乗った姿を見せています。まさに人生そのものがハイスピードターン!という感じですね。
競艇選手(ボートレーサー)になるという夢を叶えられなかった女性を妻に持つ中での現在のこの快進撃。かっこよすぎます。
2020年の3分の1が過ぎたばかりの4月現在、今年の獲得賞金ランキングでは11位の2,379万8,000円(4月9日現在)ですが、2017年の再来、いやそれ以上に進化をした桐生順平選手に期待をしてしまいます。
今年も是非とも、得意のモンキーターンで驚異のごぼう抜きを魅せて欲しいものです!
今後も桐生順平選手のその豪快かつ美しい競艇(ボートレース)人生を応援していきましょう。
- よんぺる
- 生きる道を模索中の20代後半男。両親が競馬にハマっていることをきっかけにギャンブルに興味を持つ。競艇歴は2年。仕事をせずにお金を稼ぐことへの探求心は人一倍。好きな言葉は「まったり」「安堵」。
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