競艇(ボートレース)界最強の快進撃を見せる「瓜生正義(うりゅう・まさよし)」選手

競艇(ボートレース)界最強の快進撃を見せる「瓜生正義(うりゅう・まさよし)」選手

瓜生正義(うりゅう・まさよし)という競艇選手(ボートレーサー)をご存じでしょうか。瓜生正義選手はデビュー当初の勢いこそ良かったものの、「無冠の帝王」と呼ばれる苦しい時代が長く続きました。

しかしその後、誰もが驚くほどの大逆転を見せています。その驚異的な快進撃がどれほどのものなのか、詳しく解説していきます。

瓜生正義(うりゅう・まさよし)選手 プロフィール

瓜生正義選手
瓜生正義選手

瓜生正義選手は19歳という若さで競艇選手(ボートレーサー)としてデビューはしているものの、その後しばらくは順風満帆とは言えない道が続きました。 しかしある時転機が訪れ、それまでとは風向きがガラリと変わります

  • 生年月日 1976年3月5日
  • デビュー 1995年5月
  • 身長 159cm
  • 体重 51kg
  • 血液型 A型
  • 出身地 福岡県
  • 支部 福岡
  • 登録期 76期
  • 登録番号 3783
  • 級別 A1級

かつて「無冠の帝王」と呼ばれ悔しさを味わった時期を経て、現在は「遅咲きの天才」と呼ばれるまでに劇的な成長を遂げた瓜生正義選手の諦めない力は、相当なものでした。

苦しい無冠の12年.. SGで連続敗退

苦労人の瓜生正義選手
苦労人の瓜生正義選手

瓜生正義選手は福岡県立嘉穂東高等学校卒業後、ボートレーサー養成所を経て19歳で競艇選手(ボートレーサー)としてデビューを果たしています。

そしてデビューから数年を経て、瓜生正義選手は全国から競艇選手(ボートレーサー)の精鋭が参加をする「G1」クラスのレースでの優勝を重ねるなど勢いを発揮し、その後も順調な展開が続いていくと誰もが予想をしていました。

しかし、瓜生正義選手は肝心の目標を達成することが出来ずにいました。

それは、競艇選手(ボートレーサー)であれば誰もが憧れる、競艇(ボートレース)で最高峰のクラスである「スペシャルグレード(通称SG)」のレースでの優勝を掴み取ることです。

もちろん、デビューから勢いのあった瓜生正義選手はそのSGでのレースにも何度も挑戦をしました。しかし、優勝を掴むことは出来ません。

2003年12月23日に住之江競艇場で行われたSGの第18回賞金王決定戦では、瓜生正義選手は田中信一郎選手に次いで2位、2006年3月21日には平和島競艇場で行われたSGの第41回総理大臣杯にて中澤和志選手に次いで2位でゴールするなど、非常に悔しい結果も経験をしました。

そのため当時の瓜生正義選手は「SGに最も近い男」「無冠の帝王」などと呼ばれ、競艇(ボートレース)界では瓜生正義選手がSGで優勝をすることが出来ないことに対して不思議がる声も続出しました。

デビューから10年が経過してもその状態は変わりませんでしたが、デビューから12年後の2007年6月、ようやくその流れに終止符が打たれます。

念願のSG初優勝! 大きな転換点へ

2007年6月3日、住之江競艇場で開催されたSGの第34回笹川賞のレースにて、瓜生正義選手はついに、悲願の初優勝を飾りました。

瓜生正義選手はそれまで、実に9回もSGでの優勝戦でのレースで敗退をしていました。10回目の挑戦にしてようやく、本当にようやくの優勝でした。

この時の瓜生正義選手の喜びは、測り知れないものであったことでしょう。

そしてこのSGでの初優勝こそが、瓜生正義選手のその後の競艇(ボートレース)人生がガラリと変わる大きな転換点となったのです。

さあ、快進撃の始まりだ SGレースにて怒涛のV10

第24回オーシャンカップ優勝時
第24回オーシャンカップ優勝時

SGでの初優勝以降、それまで溜まりに溜まっていたものが一気に爆発をしたかのように瓜生正義選手は怒涛の快進撃を見せていきます。

初優勝を含めた瓜生正義選手のSGでの優勝レースの一覧がこちらです。

  • 1回目 2007年6月3日 住之江 第34回笹川賞
  • 2回目 2009年5月31日 福岡 第36回笹川賞
  • 3回目 2010年10月11日 桐生 第57回全日本選手権
  • 4回目 2011年6月26日 児島 第21回グランドチャンピオン決定戦
  • 5回目 2011年8月28日 福岡 第57回モーターボート記念競走
  • 6回目 2012年8月26日 桐生 第58回モーターボート記念競走
  • 7回目 2013年10月21日 平和島 第60回全日本選手権
  • 8回目 2016年10月30日 福岡 第63回ボートレースダービー
  • 9回目 2016年12月25日 住之江 第31回賞金王決定戦
  • 10回目 2019年7月15日 常滑 第24回オーシャンカップ

ご覧の通り、デビューから初優勝まで12年間一度もSGで優勝が出来なかった選手とは思えぬほどの凄まじい快進撃を見せています。一体何をどうしたらここまで風向きが変わるというのでしょうか。

SGクラスのレースでは一度でも優勝を果たすことが出来れば競艇選手(ボートレーサー)として優秀な部類に入ります。しかし、瓜生正義選手はSGでの初優勝から約12年間でなんと通算10回もの優勝をSGにて飾っているのです。これはあまりにも驚異的過ぎます。

デビューからの12年間と、SG初優勝からの12年間を比べると、もはや天地がひっくり返ったかのような印象さえ受けます。同じ12年という期間にもかかわらず、これほどまでに違うことがあるでしょうか。

この特異な経歴から瓜生正義選手は「遅咲きの天才」とも呼ばれており、競艇(ボートレース)史上、最も珍しい経歴を持つ選手の一人であると言うことが出来るでしょう。

トラブルすら跳ねのけるその勢い

実はSGでの初優勝以降、瓜生正義選手は何度かトラブルにも見舞われています

  • 2007年11月25日 浜名湖 第10回競艇王チャレンジカップ フライングにて失格
  • 2007年12月24日 福岡 第22回賞金王決定戦 転覆にて失格
  • 2009年1月31日 芦屋 第55回九州地区選手権 落水にて失格
  • 2010年4月25日 びわこ 第54回秩父宮妃記念杯競走 フライングにて失格
  • 2018年前期(1月~6月) 出場回数不足により級別(ランク)がA1からA2に降格

SG初優勝から5ヶ月後の2007年11月25日、浜名湖競艇場にて開催されたSGの第10回競艇王チャレンジカップにて瓜生正義選手はフライングをしてしまいます。

このフライングにより、瓜生正義選手は2008年3月30日に児島競艇場にて開催されたSGの第43回総理大臣杯から、2008年6月29日に芦屋競艇場にて開催されたSGの第18回グランドチャンピオン決定戦までの3ヶ月間、出場停止処分を課されました。

そしてその処分期間が下された後の2007年12月24日に福岡競艇場にて開催されたSGの第22回賞金王決定戦では、瓜生正義選手はトライアル競争の初日に転覆を起こし失格となる散々な結果でした。

さらに2009年1月31日に芦屋競艇場にて開催されたG1レースの第55回九州地区選手権では、優勝戦にて落水をし失格となります。

その後も2010年4月25日にびわこ競艇場で開催された、G1クラスよりも格の下がる「G2」レースの第54回秩父宮妃記念杯競走では、瓜生正義選手はフライングで失格となりG1、G2へのレースに半年間の出場停止処分となりました。

2018年の前期(1月~6月)には、調査対象期間である2017年5月~10月の出走階数が90回に満たなかったため、競艇選手としての級別(ランク)がA1からA2に降格をしました。

しかし後期(7月~12月)にはすぐにA1ランクへの復帰をしています。

このようにトラブルや不調も何度かあったものの、それを全く感じさせぬほどの快進撃を見せていたのです。驚くべき推進力ですね。

桁外れな生涯獲得金額

第31回賞金王決定戦優勝時
第31回賞金王決定戦優勝時

瓜生正義選手は2017年5月16日に宮島競艇場で開催されたG1レースの第63宮島チャンピオンカップにて優勝し、この時に得た賞金により生涯獲得金額が20億円を超えました。

そして瓜生正義選手は2018年には5,761万3,000円、2019年には1億2,461万5,000円、2020年1月1日~3月22日までの期間には1,816万2,000円の賞金を獲得しているため、生涯獲得金額は通算で22億円を超えていることが分かります。

一般的なサラリーマンの生涯収入は2億円程度であるため、実にサラリーマン10人分の生涯収入以上の金額を得ていることになります。もはや次元が違います。

22億円があれば、1日10万円を使う生活をしても60年間持ちます

まさに「一生遊んで暮らせる」金額ですね。

筆者としては、もしもそれだけのお金を手に入れたのれあればもういっそホテル暮らしをしてしまって、料理も清掃も全てホテル任せの至れり尽くせりな日々を謳歌したいです(笑)

ああ、考えるだけでも夢が広がりますね..。何とも羨ましい限りです。

まとめ 瓜生正義選手は競艇(ボートレース)界最強の大逆転を成し遂げた男!

筆者は今まで何人もの競艇選手(ボートレーサー)を取り上げた記事を書いて来ましたが、ここまで途中からの風向きが変わった選手は見たことがありません

瓜生正義選手がもしも無冠だった時代に目標を追い求めることを諦めていたら、このような遅咲きの大逆転も、桁外れな金額の賞金を得ることも無かったわけです。瓜生正義選手のその諦めない力と執念が、競艇選手(ボートレーサー)としての大成功に繋がったのです。

私たちも、もしもうまくいかないことがあったとしても瓜生正義選手のように諦めずに挑戦をし続けることにより、何かをきっかけにしてそこからの風向きが変わっていくことがあるかもしれません。目標を追い続けることの大切さは忘れたくないですね。

よんぺる
よんぺる
生きる道を模索中の20代後半男。両親が競馬にハマっていることをきっかけにギャンブルに興味を持つ。競艇歴は2年。仕事をせずにお金を稼ぐことへの探求心は人一倍。好きな言葉は「まったり」「安堵」。

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