PG1「レディースチャンピオン」の魅力を大公開!女性ボートレーサーの熱き戦い!
作成2021年3月15日

女性ボートレーサーのみで行われる真夏の頂上決戦「レディースチャンピオン」。
近年は、優勝者にボートレースクラシックの出場権が与えられるようになり、年々注目されているPG1レースの1つです。
本記事では、「レディースチャンピオン」の概要から、出場条件、ちょっと知っておくと得するトリビアまで詳しく紹介していきます!
「レディースチャンピオン」とは?

「レディースチャンピオン」とは、女子王座決定戦競走とも呼び女性ボートレーサーを対象としたG1競走の1つです。
1987年に創立されたレースで、当初は「JAL女子王座決定戦」というレース名でしたが、2014年に現在の通称「レディースチャンピオン」とレース名に改名され、プレミアムG1として格付けされました!
「クイーンズクライマックス」と同様に女性ボートレーサーの最高峰のレースとして知られており、レベルの高いレースに期待ができます!
優勝者にはボートレースクラシックの出場権を獲得できるんですよね☆
ちなみにプレミアムG1というのは全国発売規模のGIを特に格付けしたレースのこと言うから覚えておくと良いじゃろう!
「レディースチャンピオン」の出場条件
出場条件は出走回数が100回以上で勝率が高い女性ボートレーサーを順に選出され、ランクや年数問わずに出場できることができます!
選考期間は開催前年の6月1日から開催年の5月31日までとなっていますね。
優先出場の詳細は下記の通りです。
【優先出場の条件】-
前年度優勝者 オールレディース競走の優勝者
- レディースオールスター競走の優勝者
- 選考期間内における勝率が上位の選手
- 勝率が並んだ場合は着順点上位者から順に選出
ランクが関係ないということは誰にでもチャンスがあるレースと言えますね☆
「レディースチャンピオン」の選出除外の条件
それでは続いて、「レディースチャンピオン」の選出除外の条件について説明します。
選出除外の条件は下記の通りです。
【選出除外の条件】- 選考期間内の出走回数100回未満の選手
- 選考期間内の事故率0.40以上の選手
- スタート事故による選出除外となる罰則期間が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
- 負傷・病気・出産等により出場を辞退した選手
- 褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手
事故率というのは、事故点の合計を出走回数で割ったもので、特に危険行為やフライングに関しては厳しく罰せられます。
事故率が0.70以上の場合は無条件でB2級に降格してしまうんですよね...。
出走回数の条件が満たしていなくても優先条件を満たしている方は免除されるんじゃ!
「レディースチャンピオン」のレーススケジュール
「レディースチャンピオン」は、合計6日間で行われ基本的には8月上旬に開催されます。
レーススケジュールは下記の通りです。
- 【1日~4日 予選】得点率上位の女性ボートレーサー
- 【5日目 準優勝戦】予選得点上位18名
- 【6日目 優勝戦】各準優勝戦上位2名の計6名
真夏にタイトなスケジュールで行われるので、実力以外にも調整力が重視されるレースでもあります。
コンディションをしっかり整えてレースに挑めるかが鍵ですね☆
「レディースチャンピオン」の獲得賞金金額は1,000万円

「レディースチャンピオン」の獲得賞金金額は1,000万円となっており、レディース戦では2番目に高い獲得賞金金額となっています。
他のレディース戦の獲得賞金金額に関しては下記の通りです。
- レディースクライマックス 獲得賞金金額1,500万円
- レディースチャンピオン 獲得賞金金額1,000万円
- レディースオールスターズ 獲得賞金金額450万円
- クイーンズクライマックスシリーズ 獲得賞金金額100万円
また、レディース戦には通年行われる「オールレディース」や「ヴィーナスシリーズ」などもあるため、混合戦でなくても女性ボートレーサーは定期的に活躍することが可能です!
「オールレディース」は「レディースチャンピオン」の出場権にも繋がるので白熱したレース展開に期待できそうですね☆
男女を含めたボートレーサーの平均年収が約1,500万円だから「レディースチャンピオン」の賞金金額がいかに高いか分かるじゃろ!
「レディースチャンピオン」はグレードが年々変わっていた?

今では「クイーンズクライマックス」と並ぶくらいの大きなレースとして知られている「レディースチャンピオン」ですが、当初は一般レースと同じ扱いのレースだったんです!
翌年の1988年にグレード制という現代のグレードレースが誕生し、「レディースチャンピオン」もG2レースに格付けされ、2000年にはG1レースとなり2014年には格付けをプレミアムG1となりました!
ちなみに、去年は俳優の田中圭さんがオープニングセレモニーに登場したんですが、女性ボートレーサーもキャーキャーと言って出迎えしたのは、レディース戦ならではなのかなという感じがしますね(笑)。
これだけグレードの変わったレースも珍しい感じがしますよね☆
優勝戦は過去10年で1コースの勝率が50%しかになくて混合戦に比べて荒れやすいのも覚えておくと便利じゃ!
「レディースチャンピオン」の歴代優勝者一覧

「レディースチャンピオン」の歴代優勝者一覧を見てみると、女性ボートレーサーの生涯獲得ランキング上位の選手や近年女性ボートレーサーとして大活躍している選手など、素晴らしい選手が優勝しているのが分かります!
ここの10年の「レディースチャンピオン」の優勝者一覧は下記の通りです。
- 【第34回】2020/08/10 多摩川 平山智加
- 【第33回】2019/08/12 蒲郡 大山千広
- 【第32回】2018/08/05 桐生 山川美由紀
- 【第31回】2017/08/06 芦屋 小野生奈
- 【第30回】2016/08/07 津 海野ゆかり
- 【第29回】2015/08/09 丸亀 滝川真由子
- 【第28回】2014/08/11 三国 水口由紀
- 【第27回】2013/08/11 鳴門 金田幸子
- 【第26回】2012/08/05 若松 山川美由紀
- 【第25回】2012/03/04 多摩川 田口節子
- 【第24回】2011/03/06 三国 田口節子
近年は、「レディースチャンピオン」に勝つと、女性ボートレーサーの賞金王に輝いていたり、今後の活躍にも期待できる傾向があるため、「クイーンズクライマックス」と同様に女性ボートレーサーとしては是非掴みたいタイトルの1つですね!
過去には2連覇や複数回優勝している選手もいるんですよね☆
去年は平山智加選手が初優勝しその前は大山千広選手が最年少優勝して話題になったな!
「レディースチャンピオン」は2019年と2020年が激熱
年々レベルの高いレースを繰り広げられる「レディースチャンピオン」ですが、2019年~2020年は激熱な年として知られています!
2019年には 大山千広選手が23歳6ヵ月で初優勝したことで、次世代女王として一躍有名になりました!
また、2020年には現役最強ママさんレーサーの平山智加選手が念願の「レディースチャンピオン」を初優勝し、今後は新旧女王対決が見られるということで、競艇界でも注目を浴びています!
23歳6ヵ月で「レディースチャンピオン」と優勝するなんてすごいですね☆
2人なら女性ボートレーサー念願のSG初制覇を成し遂げてくれるじゃろう!
「レディースチャンピオン」は真夏の女王決戦!
「レディースチャンピオン」は、毎年8月上旬に開催されることから、真夏の女王決戦として注目されているレースです!
男顔負けのレベルの高いダッシュやターンなどは、見るものを惹きつけてやまないレース展開となっており、男女混合戦とはまた違った楽しみがありますね。
この機会に是非、「レディースチャンピオン」を観戦してみてはいかがでしょうか!