SG「グランドチャンピオン」は全レースの中でも条件が厳しいレース!

SG「グランドチャンピオン」は全レースの中でも条件が厳しいレース!

みなさんは「グランドチャンピオン」というSGレースをご存じでしょうか。

「グランドチャンピオン」は、全レースの中でも条件が厳しいレースとして知られており、過去には史上初の出来事が起きたことでも話題となったSGレースです!

また、SGレースの中でも予選が荒れやすく、万舟率が20~30%以上になることもあり、堅実賭けから穴党まで楽しめます

それでは早速、「グランドチャンピオン」の概要から見ていくとしましょう!

「グランドチャンピオン」ってどんなレース?!

第30回グランドチャンピオンの表紙
第30回グランドチャンピオンの表紙

「グランドチャンピオン」とは、1991年6月20日に創立されたSGレース競走の1つです

また、モーターボート競走法制定40周年記念の創設されたレースとしても有名です

創業当初は、「グランドチャンピオン決定戦競走」という名前でしたが、2014年に現在の通称「グランドチャンピオン」に改名されました!

「グランドチャンピオン」の出場条件が前年度にSGレース出場していることやA1級選手のみであることから、SGレースの中のSGレースとして競艇ファンから愛されています

ちなみに、開催時期は6月下旬~7月上旬となっています!

規格外の出来事が起きたレースでも知られていますね☆

優勝者はボートレースバトルチャンピオントーナメント競走に出場できるんじゃ!

「グランドチャンピオン」の出場条件について

先ほど出場条件に関して軽く説明しましたが、「グランドチャンピオン」の出場条件はSGレースの中でも厳しい条件となっています

「グランドチャンピオン」の出場条件は下記のとおりです。

【優先出場条件】
  • 前年度優勝者
  • 前年の賞金王決定戦競走(ボートレースグランプリ)優勝戦出場者
  • 直前の笹川賞競走(ボートレースオールスター)の優勝者
  • 選考期間内におけるSG優勝戦の完走者
  • 選考期間内におけるSG予選での得点上位者
【出場条件】
  • 開催年前期A1級選手である事
  • 160走以上の出走回数を達成している

優先出場条件に関しては、賞金王決定戦競走(ボートレースグランプリ)や笹川賞競走(ボートレースオールスター)など、SGレースの中でも限られた優勝者のみしか優先出場条件を獲得できないため、全レースの中でも特に厳しい条件となっています

また、ランク別関係なく出られるわけではなく、開催年前期A1級選手160走以上の出走回数を達成していないと参加の条件すら満たすことができないので、一部のトップレーサーのみしか参加できないSGレースとなっています。

A1級選手の中からSGレースで実績がある選手ってかなり絞られますね..。

だからこそ競艇界の中でもレベルの高いレース展開に期待できるんじゃな!

「グランドチャンピオン」の選出除外について

「グランドチャンピオン」の選出除外については下記の通りになります!

  • 開催年前期A1級でない選手や出走回数不足の選手(優先出場選手は除く)
  • 前回の本競走から開催年のボートレースオールスターまでのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 前年のチャレンジカップから開催年のボートレースオールスターのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 前年のボートレースグランプリ(トライアル・順位決定戦)で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 選考期間からグランドチャンピオン決定戦前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分を受けた選手
  • 病気や負傷等により出場を辞退した選手

上記の選出除外の内容を確認してみると、基本的にはフライングや危険行為をして出場停止になった選手やA1級選手ではない選手、病気やケガをしている選手は選出除外になると感じですね

A1級選手ではないと出場できないのはグランドチャンピオンならではですよね☆

フライングに関しては特にSGレースの準優勝戦や優勝戦は厳しい罰則があるんじゃ

「グランドチャンピオン」の獲得賞金金額は3,300万円

グランドチャンピオンの獲得賞金金額
グランドチャンピオンの獲得賞金金額

「グランドチャンピオン」の獲得賞金金額は3,300万円で、全レースの中でも3番目に高い獲得賞金となっています。

他のSGレースの獲得金額は以下の通りになっています。

  • ボートレースクラシック 3,900万円
  • ボートレースオールスター 3,900万円
  • グランドチャンピオン 3,900万円
  • オーシャンカップ 3,300万円
  • ボートレースメモリアル 3,900万円
  • ボートレースダービー 3,900万円
  • チャレンジカップ 3,300万円
  • グランプリシリーズ1,700万円
  • ボートレースグランプリ 1億円

2011年以前までは、獲得賞金が4,000万円となっていましたが、2011年に2,500万円に減額され2019年から現在の3,300万円となりました!

獲得賞金の金額が変わる理由としては売り上げの増減が1つの要因みたいですよ☆

3,300万円というのはA級選手の平均年収に匹敵する金額じゃな!

「グランドチャンピオン」の歴代優勝者一覧

グランドチャンピオンの歴代優勝者一覧
グランドチャンピオンの歴代優勝者一覧

「グランドチャンピオン」の歴代優勝者を見てみると一部の選手が複数回優勝しているのが分かりますね!

下記が過去10年間の歴代優勝者となります。

  • 【第30回】 2020/06/28 宮島 徳増秀樹
  • 【第29回】 2019/06/23 多摩 柳沢一
  • 【第28回】 2018/06/24 徳山 白井英治
  • 【第27回】 2017/06/25 鳴門 石野貴之
  • 【第26回】 2016/06/26 蒲郡 山崎智也
  • 【第25回】 2015/06/28 宮島 山崎智也
  • 【第24回】 2014/06/29 浜名湖 菊地孝平
  • 【第23回】 2013/06/30 常滑 太田和美
  • 【第22回】 2012/06/24 芦屋 太田和美
  • 【第21回】 2011/06/26 児島 瓜生正義
  • 【第20回】 2010/06/27 大村 湯川浩司

1991年に創立した「グランドチャンピオン」ですが、過去30年間の優勝者一覧を確認してみると、石野貴之選手山崎智也選手太田和美選手湯川浩司選手が2回優勝していることが分かります。

過去に「グランドチャンピオン」を3度目優勝した選手はいないので、誰が3度目の優勝するのか見物ですね!

徳増秀樹選手の連覇にも注目していきたいですね☆

ちなみに第1回大会の優勝者は西田靖選手じゃ!

「グランドチャンピオン」では競艇始まって以来の出来事が!面白エピソード

女子競艇史上初のSG優勝戦進出した寺田千恵選手
女子競艇史上初のSG優勝戦進出した寺田千恵選手

「グランドチャンピオン」では、競艇が始まって以来の衝撃な出来事が起きたレースしても知られています!

特に有名なエピソードとしては、2001年の第11大会で寺田千恵選手が女子競艇史上初のSG優勝戦進出したことが有名ですね

しかも、1号艇を獲得していたのだから驚きです。

ちなみに、現在までに女性ボートレーサーがSGレースを優勝したことないですが、横西奏恵元選手が「ボートレースオールスター」のドリーム戦で1着を獲ったのもSGレース史上初の快挙と言えます!

その他にも、2002年の第12回大会には、西島義則選手と熊谷直樹選手が優勝戦で揃ってフライングを犯して返還欠場となってしまい、本来の売上額だった26億2427万2400円のうち92.8%にあたる24億3513万3800円が返還され、フライングによる返還で史上最高額となったのも話題になりました

女性レーサーでSGレースの優勝戦に出場!本当にすごいですね☆

フライングによる返還で史上最高額になったのはその当時非常に話題になったんじゃよ

「グランドチャンピオン」のレース傾向と予想のコツ

レース傾向と予想のコツ
レース傾向と予想のコツ

皆さんが「グランドチャンピオン」で予想するのに役立つ情報として、過去のレース傾向や予想のコツを紹介していきたいと思います!

まずは、過去の10年のレース傾向を見ていきましょう。

  • 【第30回】 2020年 宮島 1-2-3 1050円 逃げ
  • 【第29回】 2019年 多摩川 1-3-2 1,440円 逃げ
  • 【第28回】 2018年 徳山 1-2-3 860円 逃げ
  • 【第27回】 2017年 鳴門 1-4-3 1,440円 逃げ
  • 【第26回】 2016年 蒲郡 3-4-5 12,350円 まくり
  • 【第25回】 2015年 宮島 1-2-5 1,610円 逃げ
  • 【第24回】 2014年 浜名湖 4-2-1 6,580円 まくり
  • 【第23回】 2013年 常滑 1-3-4 1,450円 逃げ
  • 【第22回】 2012年 芦屋 2-5-1 6,960円 差し
  • 【第21回】 2011年 児島 2-6-3 9,990円 差し

上記のレース傾向を見ると、優勝者の決まり手は「逃げ 6回」「差し 2回」「まくり 2回」となっており、SG優勝戦の1号艇平均勝率70%よりも下回る結果となっています

また、1,000円以上を超える配当がほとんどで、10レース中2レースは高配当になっていることから、他のSGレース優勝戦に比べて荒れる傾向あることが分かりますね!

去年のレースの傾向
去年のレースの傾向

また、去年の「グランドチャンピオン」の全レースの傾向を見ると、1~4日までは万舟が30.5%と非常に高く、5日~6日は準優勝戦と優勝戦は万舟舟率が16.6%となっています!

これは、他のレースと同様に優勝戦に近づくほど堅いレースになるのが分かりますね。

つまり、予選は穴狙いと積極的に狙い、準優勝戦や優勝戦は基本的には堅実賭けで、当日のコンディションによって賭け方を変えるのが良いでしょう

ボートレース戸田でも万舟率が平均20%~30と考えると高い数値と言えますね!

基本的には1号艇を軸に2着~3着を柔軟に賭けると良いじゃろう

まとめ:「グランドチャンピオン」は全レースの中でも特にレベルの高いレース!

「グランドチャンピオン」は、前年度にSGレースを出場したA1級選手のみしか出場することができないため、全レースの中でも特にレベルの高いレース展開が期待できるSGレースとなっています

過去のレースを見ても様々な激戦が繰り広げられており、競艇ファンだったら見逃し厳禁のレースなので、これを機に是非「グランドチャンピオン」を見てみてはいかがでしょうか!

フジテル
フジテル
東京住みの30歳。湘南とラーメンが好きで、競艇勉強中の1年目新人ライター。
ギャンブルは、パチスロで万枚を複数回達成し、FXなどの投資取引に経験あり。
  • 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。