PG1「ヤングダービー」の魅力を大公開!若手選手の青春をかけたレース!
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みなさんは、今後若手選手がトップルーキーやフレッシュルーキーと同じくトップレーサーとして登竜門と考えられているPG1レース「ヤングダービー」をご存じでしょうか。
以前は「新鋭王座決定戦」という名前だったので、馴染みがない方もいるかもしれませんが、将来競艇界を担うスター達がしのぎを削る素晴らしいレースとなっています。
本記事では、「ヤングダービー」の魅力についてたっぷり紹介していきます!
「ヤングダービー」ってどんなレース?!
それではまず、「ヤングダービー」の概要についてご説明します。
「ヤングダービー」とは、30歳未満の若手選手を対象としたボートレースのプレミアムG1競走の1つです。
2014年9月23日に記念すべき第1回大会が開催され、今年で7回目の開催となります。
また、1986年から開催された「新鋭王座決定戦」の後継の大会としても知られており、30歳までの若さ溢れるパワフルな大会にすることを目的にリニューアルされました!
獲得賞金額は、1,100万円となっています。
30歳未満ということはここで次世代トップボートレーサーが誕生するんですね☆
若いと言って侮るなかれ。 近年の若手選手でも競艇界の屈指の実力を持つ選手が多いからハイレベルな展開が繰り広げられているんじゃ!
「ヤングダービー」に出場する際の条件
「ヤングダービー」は、若手選手のレースだけあって、通常のグレードレースの条件と比べると異なる内容があります。
「ヤングダービー」の出場条件と優先出場条件は下記の通りです!
【出場資格】- 事故率が0.40%未満の選手
- 開催年9月1日までに30歳未満の選手
- 選考期間内における勝率が上位の選手(着順点上位者の順に選出)
- 前年度優勝者
- イースタン・ウエスタンヤング優勝者
他のSGやG1レースに比べると出場資格のハードルは低いですが、該当する選手が多いため選出される選手は、今年活躍に期待できる若手の選手ばかりです!
ちなみに、出場条件や優先出場条件にフレッシュルーキーやトップルーキーの選出などは関係なく、ランクの指定もありません。
また、選考期間は開催都市前年の7月1日から開催年の6月30日までとなっています。
新鋭王座決定戦ではデビューから6年までという条件だったので条件が変更されたことが分かりますね!
「ヤングダービー」の選出除外になる条件
一方で、「ヤングダービー」にも選出除外になる条件が存在します。
こちらも通常の選出除外の条件に比べて、「ヤングダービー」ならではの条件が追加されています。
「ヤングダービー」の選出除外の条件は下記の通りです。
- 選考期間内の事故率0.40以上
- 選考期間内の出走回数140回未満
- 負傷・病気・出産等により出場を辞退した場合
- 褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた場合
- フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重なっている
- イースタン・ウエスタンヤングの優勝戦でスタート事故を起こした場合
- スタート事故による選出除外となるプレミアムG1、G2、G3の罰則期間が当レースの前検日と重なっている
特例で出走回数のみ、優先出場権を満たしている選手は免除されています。
また、事故率が40%以上であったり、イースタン・ウエスタンヤングの優勝戦でスタート事故を起こした場合も選出除外になるのは、「ヤングダービー」特有の選出除外の条件と言えますね!
事故率というのはフライングやその他危険行為をして加算された事故点と出走回数を割った数値のこというんじゃ!覚えておくと良いぞ!
「ヤングダービー」のレース日程
「ヤングダービー」のレース日程は、他のレースと同様にタイトなスケジュールとなっていて、毎年9月下旬に開催されることが多いですね!
レースの日程は下記のとおりです。
- 【1日~4日 予選】優勝回数上位の30歳未満の若手選手52名
- 【5日目 準優勝戦】予選得点上位18名
- 【6日目 優勝戦】各準優勝戦上位2名の計6名
短期決戦のためしっかりと調整できるかが鍵ですが、冷静に当日のコンディションを見決めて挑む洞察力も重要ですね!
これはどの大会での同じようなことが言えますが特に若手選手の大会だと重視されるところではありますよね!
トップレーサーの登竜門!「トップルーキー」って何?!
「ヤングダービー」の出場選手の情報を見てみると、経歴として「トップルーキー」や「フレッシュルーキー」というタイトルを獲得している選手が多く見受けられます。
このタイトルは、トップレーサーの登竜門として知られており、現在の「ヤングダービー」の出場選手はこの経歴の持ち主が多いんですよね!
では、「トップルーキー」と「フレッシュルーキー」はどうしたらなれるのでしょうか。
まずは、「トップルーキー」の選出条件は下記にまとめていきます!
- 登録から6年以内
- A2級以上の選手
- 実績や優勝回数などの成績上位者
- G1やG2競走へ積極的な斡旋
続いて、「フレッシュルーキー」の選出条件は下記の通りです。
【フレッシュルーキー】- 登録5年以内の各競艇場における推薦選手
- フレッシュルーキー実技訓練
- 地元競艇場中心の積極的な斡旋
見比べてみると、選出条件が異なるのが分かると思います。
その他にも、「トップルーキー」の選出人数が15名以下で、「フレッシュルーキー」の選出人数が各競艇場から各2名という規定がありますね!
今後ヤングダービーの主役はトップルーキーやフレッシュルーキーを経由している選手が多くなりそうですね☆
ヤングダービーに合わせて条件が見直される可能性もあるな!
「ヤングダービー」の歴代優勝者一覧
第7回大会まで開催された「ヤングダービー」ですが、優勝者一覧を見ると現在も競艇界屈指の実力者として活躍されている選手ばかりなのが分かります。
これまでの優勝戦の傾向を見てみると、第1回大会の決まり手が「恵まれ」で第7回大会が「差し」、それ以外の大会では「逃げ」なので、堅いレースという傾向がありますね!
しかし、まだ若いということもあり、気合いが空回し結果に結びつかないこともあることから、予選では荒れたレース展開もあるため、様々なレース展開に期待できますね。
予選では12レース中8レースが万舟という日もありましたよね☆
レースの傾向や当日のコンディション、モーターに関する情報もチェックした方が良さそうじゃな!
「ヤングダービー」の知って得するエピソード!
創設は7年目と全レースの中でも新しいレースではありますが、知ってびっくりするような内容の濃いエピソードがあります!
それでは、過去にどんなエピソードがあり、優勝した選手がどんな競艇人生を歩んでいるのか見ていきましょう!
2014年第1回大会は衝撃の結末!優勝戦で複数の選手がフライング!
記念すべき「第回1大会 ヤングダービー」は、誰も予想だにしなかった衝撃的な結末を迎えたことでも有名です。
内容としては、2014年最終日の12Rで6艇中3艇がフライングという序盤から衝撃な展開を迎え、桐生順平選手が初代ヤングダービーチャンピオンに輝いたという内容です!
この優勝戦では、後の賞金王にして現役最強レーサーと言われる峰竜太選手も出場しており、フライングという結果でレースを終えています。
桐生順平選手は、このレースを機に活躍を広げ、2015年は「SG ボートレースクラシック」でSG初優勝し、2017年には賞金王にもなっています!
それにしても、優勝戦の決まり手が恵まれというのは非常に珍しいですね!
初めての開催で3艇がフライング!現役最強レーサーの峰竜太選手もですか!これは衝撃的な結末ですね!
2020年第7回大会!磯部誠選手が見事G1初優勝!
続いては、2020年に開催された「第7回 ヤングダービー」で、磯部誠選手が念願のG1初優勝したという内容です。
実は、レース出場した時には29歳でその年に30歳になることから、このレースが「ヤングダービー」に出られるラストチャンスだったんですよね。
第7回大会は関浩哉選手や上田龍星選手など、トップルーキーも多く出場したことで話題になりましたが、その若手選手を抑えて優勝戦では、
勝利後は噛みしめるように片手で静かにガッツポーズをし、同期が駆けつけれていた時は喜びを前面に表現していたのが印象的でしたね!
インタビューでは
全然実感がない。
差しきれて良かった。
今後もたくさんのお客さんに見てもらえるように結果を出していきたい
と競艇ファンのことも考えたコメントを残しています。
最後のチャンスをものしたんじゃな!今後の活躍も楽しみな選手じゃ!
まとめ:「ヤングダービー」は次世代を担う若手選手の熱き戦いが見られるレース!
「ヤングダービー」は、次世代を担う若手選手がこれまでの経験やスキルを活かした熱いレース展開が魅力で、若手選手の頂上決戦と言えるようなレースとなっています。
これまでも、このレースを機にSGレースや賞金王にも輝いた選手もいることから、出場する選手は今後の活躍から目が離せない選手ばかりです。
是非、この機会「ヤングダービー」を観戦してみてはいかがでしょうか!
- フジテル
- 東京住みの30歳。湘南とラーメンが好きで、競艇勉強中の1年目新人ライター。
ギャンブルは、パチスロで万枚を複数回達成し、FXなどの投資取引に経験あり。
- 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。