ボートレーサー「中田達也(なかたたつや)選手」。宮島競艇場にて死亡事故が発生。事故の原因は?TwitteやSNSの反応は?
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ボートレース宮島にて死亡事故が発生! 亡くなったのはA2級、福岡支部の中田達也選手でした。
- いつ、どこで、どのように事故が起きたのか?
- Twitterの反応は?
- 中田達也選手はどんな選手?同期は?嫁子供など家族はいた?
以上の点をわかりやすく解説していきます。 過去の死亡事故をまとめた記事も紹介します。
死亡事故の概要
2022年11月6日、宮島ボートレースで行われた「第13回PayPay銀行賞」初日第10Rにて、中田達也選手の死亡事故が起きました。 2日目以降のレースは中止となっています。
今回はその詳細について解説します。 まずは当時の状況確認からしていきましょう。
【動画】事故が起きた瞬間は?
- 1号艇:中田 達也(A2・福岡)
- 2号艇:濱崎 誠(A2・大阪)
- 3号艇:伊藤 将吉(A1・静岡)
- 4号艇:田添 康介(B1・長崎)
- 5号艇:間嶋 仁志(A1・三重)
- 6号艇:関 裕也 (A2・福岡)
事故が起きたのは3週目の第1マークをターンした時でした。 2着争いのターン直後からボート自体がかなり跳ねてバランスが崩れ始めていたようです。
そこでコントロールが効かなくなり、前を走る3号艇・伊藤選手と接触したのか、引き波に吸い込まれるようにして転覆しています。 転覆後に、後続艇に衝突しました。
ちなみにチルトは比較的安定しやすい-0.5だったようじゃ…
衝突した後は、すぐに救助隊が駆けつけるも、意識不明の重体。 廿日市市の総合病院に救急搬送されますが、その日に死亡が確認されました。
死因はまだ調査中とのことです。 なお、後続艇の衝突したボートには4号艇・田添康介選手がいたのではないかとされていますが、スピードに乗ったところでの転覆のため、避けるのは難しいでしょう。
- 2022年11月6日にボートレース宮島で転覆・衝突事故が発生
- 事故にあった中田達也選手は病院に運ばれるも死亡が確認された
Twitter上の反応
競艇関係者のつぶやきをまとめました。
【訃報について】
11月6日、第10Rに出走した登録4802号中田達也選手(福岡県)は、レース航走中他艇と接触し落水、その後、後続艇と接触しました。 直ちに救急車で搬送され治療を行いましたが、同日、死亡が確認されました。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。」
本日、宮島10Rの事故で4802 #中田達也 選手(29・福岡)が殉職されました。 113期の勝率トップで、やまとチャンプにも輝き、デビュー戦で準優進出。
昨年の浜名湖67周年ではGⅠ初優出を果たしています。 艇王の異名を持つ植木通彦さんの高校の後輩でもありました。
お悔やみ申し上げます。
BR宮島は今節開催中止となりました。 本場は開催しておりませんが献花台は設置されているとの事です。
中田達也選手のご冥福をお祈りいたします。。
宮島で… 中田達也君
言葉が出ない 心よりご冥福をお祈りします
中田達也くん…。 言葉が出ないです。
心よりお悔やみ申し上げます。
中田達也選手ご冥福をお祈りします。 若手でこれからの選手だっただけに本当に残念です
- 競艇関係者からも冥福を祈る声が挙げられている
- 中田達也選手は人気がある選手だったことがわかる
中田達也選手の情報wiki
- 【登録番号】4802
- 【生年月日】1993/08/30
- 【身長】169cm
- 【体重】54kg
- 【血液型】A型
- 【支部】福岡
- 【出身地】福岡県
- 【登録期】113期
- 【級別】A2級
中田達也選手は福岡県出身の若手エースレーサーでした。 高校3年生の時にボートレーサーを目指し試験を受けましたが、1度目は不合格。
2度目の受験で合格し、晴れて113期として競艇選手になりました。 そんな彼のレース成績や同期の情報、奥さんや子供について紹介します。
レース成績や経歴は?
ここでは中田達也選手の目立った経歴をまとめます。
年月日 | 会場名 | グレード | 開催名 | 内容 |
---|---|---|---|---|
2013年11月5日 | 芦屋 | 一般 | グリーングラスベーカリー シトーレンカップ | 初出走 |
2013年12月20日 | 福岡 | 一般 | アビスパ福岡杯 | 初勝利 |
2017年5月7日 | 若松 | 一般 | スポーツニッポン杯GW特選競走 | 初優出 |
2017年6月26日 | 住之江 | 一般 | 枚方市制70周年記念競走 | 初優勝 |
2018年9月19日 | 浜名湖 | G1 | 第5回ヤングダービー | G1初出走 |
2020年9月19日 | びわこ | G1 | 第7回ヤングダービー | G1初勝利 |
2021年3月7日 | 浜名湖 | G1 | 浜名湖賞 開設67周年記念 静岡県知事杯争奪戦 | G1初優出 |
中田選手は113期としてやまと学校に入学しており、リーグ戦では8戦5勝で期内最高勝率をマークし、卒業記念競走にて優勝を収めています! すでにその頃から実力は開花し始めており、2013年にデビュー後、わずか1ヶ月で初勝利。
その後もじわじわと実力を伸ばし、2018年の前期からA級として活躍を始め、2021年のG1ヤングダービーでは優出を果たしています。
期待のエースだったって感じだね…!
そして実は、中田選手の出身高校は、レジェンド植木道彦元選手が通っていた北九州市の小倉商業高校なんです!
高校が一緒であることや、やまと学校で高いレベルの成績を残したことから、植木元選手と重ねて見ていたファンもいるようですね。 中田選手自身も「植木2世」を目指していたようです。
同期の競艇選手は誰?
中田選手が所属していた113期の同期には以下のような選手がいます。
- 椎名 豊(A1・群馬)
- 佐藤 博亮 (A1・愛知)
- 春園 功太(B1・三重)
- 浜崎 真範(A1・広島)
- 高田 ひかる(A1・三重)
同期とは仲が良かったようです。 2022年7月にオーシャンカップにて、同期である椎名豊選手がSG初制覇する様子を、中田選手、浜先真範選手、春園功太選手の同期3人で見守っていたとのこと。
椎名選手のSG制覇を見た中田選手は「むちゃくちゃうれしいです。あいつ、泣き虫だったから絶対に泣いてるだろうな」と語っていたそうです。
本当に悲しい事故が起きてしまったのう…。同期も悲しんでいるはずじゃ…。
嫁や子供など家族はいた?
福岡競艇場の広報誌「ボートビートプレス」の6月号に中田選手が紹介されていました。 そこでは、子供たちとの時間を作っているということが書かれています。
嫁や子供の写真はあまり公開していないようですが、すでに結婚されて子供もいたようです。
今回の件でさぞ悲しまれていることでしょうから、大変残念な事件となってしまいました。
- 将来に期待された若手のエースレーサーだった
- 同期は椎名豊、浜先真範、春園功太などと仲が良かった様子
- 嫁や子供と、家族がいた
まとめ:若手エースレーサーの中田達也がレース中に衝突事故で死亡
- 2022年11月6日宮島10Rにて死亡事故が発生した
- Twitterでは競艇関係者からの悲しむ声が多く寄せられるた
- レース成績は申し分なくこれからまだまだ伸びそうな選手であった
- 同期とは仲が良く嫁子供もいたため訃報を悲しむ声は多い
以上、ボートレースで起きた中田達也選手の死亡事故についてまとめました。
なお、ボートレースの死亡事故は2020年に松本勝也選手、2022年に小林晋選手、今回の中田選手と、直近3年間で3名のレーサーが死亡しており、何か対策を講じる必要がありそうです。
過去に亡くなられた競艇選手についてはこちらにまとめているため、併せてご覧ください。
- めがね
- データだけを信じる競艇LOVER。自分の経験則でものを考えると考え方がブレてしまうため、これまでの競艇の歴史で証明されたデータを絶対視している。好きなことは出走表を眺め続けることと、競艇場の現地調査。
- 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。