「トリガミ」と呼ばれる競艇用語についての解説と「トリガミ」にならないための方法
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競艇においてよく聞かれる「トリガミ」という言葉について詳しく解説していきます。
舟券が的中してもがっくりしてしまう「トリガミ」、この記事では「トリガミ」の語源や「トリガミ」を防止する方法、そして「トリガミ」を避ける賢い舟券購入について解説していきます。
この記事で正しく学んで「トリガミ」を回避しましょう。
競艇でよく言われている「トリガミ」ってそもそも何?
競艇を始めたばかりの人は周りの人たちが舟券を的中させたのに落ち込んでいる姿を見たことはありませんか? 実は競艇などの公営競技ではしばしば賭けた金額を回収できずに赤字になってしまうことがあるのです。
その状況こそ「トリガミ」と言われている状況なのです。
簡単に言えば「トリガミ」とはボックス投票やフォーメーション投票など多点買いした際に的中したオッズが購入金額を下回った場合のことを指します。
なんでトリガミっていうんだろ?
ここから解説していくぞい
なんでトリガミという名前で呼ばれているのか
初めて聞いた人は「トリガミ」なんて変な名前だし競艇と何の関係があるのと思われると思います。
「トリガミ」とはもともと「粋が身を食う」という故事が語源になっていると言われています。
意味としては粋人が深入りして身を滅ぼすという意味なのですが、ここから「粋が身を食う→がみをくう→がみ(る)」といった感じで変化したものです。
競艇においては「舟券を(獲り)ましたが、粋(が身)を食う結果となった」から「トリガミ」と呼ばれることになったとか。
なぜトリガミになってしまうのか
トリガミは配当金が賭け金を下回ってしまう状況ですが、優柔不断な人やオッズの低い本命の買い目を多く勝ってしまう人が陥りがちです。
当然のことですが、賭ける点数が増えれば増えるほど当たる確率は増えます。
しかし、それと同時に資金もかかります。
競艇では6艇でレースが行われるので、3連単ならば120通り、3連複ならば20通りの予想が立てられます。
しかし、3連単の平均配当額は70倍前後、3連複は12倍前後となっていますので、余程の大番狂わせでも起きない限りは全ての予想を買ってしまっていては勝つことなど不可能なのです。
トリガミを防止するために行うべきこと
せっかく競艇で賭けてみてもマイナス収支になってしまっては面白くもなんともないでしょう。
では、「トリガミ」を防止するために行うべきこととは何か。
- 考えなしに多点買いするのをやめる
- オッズの低い本命舟券の購入を避ける
- 購入資金の分配方法を考える
の3つであると言えます。
せっかく買ってもマイナス収支なんて嫌だね~。
やたらと多点買いする人はトリガミに陥りやすい
先にも述べましたが、賭ける点数を増やせばそれだけ的中確率は上がりますが、的中したときの儲けも少なくなります。
3連単ならば多くとも10点、3連複ならば2点程度に購入を絞るのが良いでしょう。
悪徳予想サイトなどでは12点などの多点買いを予想に出しているところもあるでしょうが、当たったとしてもトリガミにしかならないような買い方を推奨しているサイトには頼らないほうが良いと言えます。
本命と言われるオッズの低い舟券は買わない
賭け事に向いていない人の思考に「保険」というものがあります。
これは、自身が予想したものに対する自信がなく、本命ガチガチの当たったとしても儲けの出ないようなところに追加で賭けてしまう状態のことです。
競艇においては「超抜モーター」や「A1級選手」が1枠に配置されているレースで1枠に賭けるような買い方です。
こういったレースでは余程の大番狂わせでも起きない限りは1枠の選手が勝つ確率が非常に高いです。
こういった状況で1枠に賭けてもオッズは低く、配当金も微々たるものでしょう。
ですので、こういった予想が堅いレースでは買い目を絞って、購入しても1点買いにするのがよいでしょう。
購入資金の分配方法を考える
競艇には「オッズ」というものが存在し、その倍数により配当金が決定します。
もちろん、多くの人が購入する本命と言われている舟券はオッズが低く、穴目と言われる舟券はオッズが高くなります。
多点買いをする際にはオッズの低い舟券もオッズの高い舟券も同時に買うことになりますが、全ての購入舟券の金額を同じにしてしまうと「トリガミ」になりやすいです。
10点の舟券を1レースで購入する場合にはオッズが10倍を下回る舟券は「トリガミ」になってしまいますが、オッズの低さは人気の証でもありますので購入を控えるのも難しいでしょう。
そこで、オッズの低い舟券は購入金額を高く、オッズの高い舟券は購入金額を低くするという方法があります。
これは優良競艇予想サイトではよく行われている手法で、自分で予想をたてる際にもオッズと賭け金の配分を考えてトリガミにならないようにする工夫が必要だということです。
トリガミになりにくい買い方を学ぼう
「トリガミ」を防止するために行うことは述べましたが、では具体的にはどうしたら「トリガミ」になりにくい買い方を出来るのかについて学びましょう
きちんと学べば「トリガミ」になんてならないぞい!
ボックス買いを避けてフォーメーション買いに挑戦する
自分の予想に不安が残る人の多くはついついボックス購入してしまう方も多いんじゃないでしょうか。
ボックス購入が全て悪いというわけではありませんが、3連単の場合、3艇のボックスは6点、4艇のボックスは24点での購入になります。
3艇ボックスは10通り以下なので許容範囲ですが、4艇の方は明らかに無駄の多い多点買いとなってしまいます。
それならば、主軸の2艇をばっちり決めて、3着は総流しにするフォーメーション購入にした方が効率が良いです。
この場合の購入点数は8点となりますのでボックス買いよりもフォーメーション買いの方が、いかに購入点数を抑えられるかがはっきりとわかると思います。
予想サイトを使用する際には賭け金も指示に従う
多くの優良予想サイトでは予想に対して賭けるべき金額も明示されています。
これはオッズから賭けるべき金額を算出しているわけですので、勝手にこの金額を変えてしまうと「トリガミ」になってしまう可能性が高くなります。
賭け金を増額、あるいは減額したり、よく見ずに全ての予想に対して同じ賭け金で購入してしまった場合には「トリガミ」になりやすいので注意しましょう。
トリガミになるとわかっているレースでは舟券の購入を見送る
こちらは単純な方法ですが、自分の予想とオッズを見比べてどうしてもトリガミになってしまうとわかったレースについては購入を見送るというものです。
トリガミになってしまえば例え的中したとしても資金は目減りします。
でしたら、その予想は無かったことにして他の予想をたてるか、いっそのことそのレースでは舟券の購入を見送るのも一つの手です。
もちろん、自信をもってその予想だけを購入できるのならば1点買いするのもよいでしょう。
まとめ:適切な舟券の購入方法を知らないとトリガミになってしまう
ここまで「トリガミ」について解説してきました。
まとめてみますと以下のようになります。
- トリガミの語源は故事の「粋が身を食う」
- ボックス買いなどで多点買いをするとトリガミになりやすい
- 舟券の購入の際にはオッズをよく見て購入資金を適切に配分すればトリガミは避けられる
- 予想サイトなどを使用する際には勝手に購入金額を変えるとトリガミになりやすい
- トリガミになるとわかっているレースでは購入を見送るか1点買いにする
この記事ではいろいろとトリガミについての解説をしてきましたが、一概にトリガミが悪いと言っているわけではありません。
例えトリガミになってしまっても購入資金がいくらか返ってくるのは事実ですので、外してしまうよりはよいという考え方もあるでしょう。
しかし、トリガミばかりを出してしまえば資金が確実に目減りしていきますので、なるべくトリガミを避けるように注意しましょう。
オッズや購入資金を調整していけばトリガミは避けられるモノですので、競艇を始めたばかりの人やトリガミばかりになってしまうという人はぜひこの記事を参考にしてください。
- データッキー
- 東京在住の競艇好き。昔から好奇心旺盛で調べることが大好き。競艇には調べる情報がいっぱいあるので、興味の中心が競艇に移ってしまった。
- 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。