競艇界における伝説の選手を、引退してしまった選手から現役の選手までご紹介します!

競艇界における伝説の選手を、引退してしまった選手から現役の選手までご紹介します!

1952年に始まったボートレースは数多くのレースやドラマを日々生み出して来ました。

そんな数あるレースの中でも、より多くの人の心にその走りを刻みつけた、まさにレジェンドとも呼べる選手達を今回はご紹介いたします。

選手の成績から、どんな偉業を果たしたのかまで紹介いたしますので、是非お付き合いください。

競艇界におけるレジェンド選手とは

競艇において、強い選手や弱い選手がいると言うのは誰しもの共通の認識だと思います。

選手間で強弱が分かれるということはもちろん、中でもとりわけ強い選手も存在している訳で。

そういった選手達は「レジェンド」として競艇ファンの中でも語り継がれています。

あるいは、未だ現役で戦われている選手もいます。

競艇を楽しむ上でも、どういった選手が強いのか、またどの様な強さの選手が居たのかを知ることは、大事なことと言えます。

というわけで、今回はそんな伝説として語られているレーサー達を何人かまとめさせて頂こうと思います。

とはいえどこを基準としてレジェンドとするのかは人それぞれであると思うので、今回ご紹介するのはあくまでも僕自身の主観が入っているのはご理解ください。

競艇界のレジェンドか〜楽しみだねっ☆

伝説の選手を知っておくと競艇がもっと楽しくなるぞい!

【不死鳥】植木道彦選手

現在はアンバサダーも務める植木道彦元選手
現在はアンバサダーも務める植木道彦元選手
  • 所属/福岡支部
  • 登録番号/3285
  • 登録期/59期
  • デビュー日/1986年11月21日
  • 選手引退日/2007年7月18日
  • 通算優勝/74回
  • 通算勝率/7.58
  • 通算勝利/1562勝

「植木通彦」元選手は、1986年11月にデビューした競艇選手です。

現在は引退をしており、引退日は2007年の7月競艇選手としてはかなり早い39歳での引退でした。

引退後の現在はボートレースアンバサダーとして世の人々にボートレースの魅力を広める活動をされており、メディアへの露出やネットでの活動もしております。

競艇への思いが見える、素晴らしい活動ですね。

そんな植木元選手ですが、選手時代にはかなり大きな事故に遭われています。

当時選手3年目だった植木元選手でしたが、桐生競艇場で行われたとあるレースにて転覆事故を起こしてしまいます。

そして、悲劇はここから起こります。

落水中の植木元選手はなんと、後続艇のプロペラにより顔面を切られてしまいました。

結果、病院へと搬送され最終的には75針も縫う程の大怪我を負うことになります。

補足ですが、競艇のプロペラはおおむね6600rpm(=1分辺り6600回転)とまで言われています。

そんな速度のプロペラに顔を刻まれるなど、出来ば考えたくは無い話です…。

復帰は半年後に、事故が起こった桐生競艇場にて行われ、その際に呼ばれた「不死鳥」がそのまま植木元選手の異名として定着することになりました。

武器であるモンキーターンを使い、SGにおいても何度も優勝を手にしました。

間違いなくレジェンド選手であるといえるでしょう。

あ、この人見たことある!テレビとかYoutubeにも出てたりするよねっ!

アンバサダーとして、競艇をもっと広める為に活動を頑張っておられるのじゃぞ

【絶対王者】松井繁選手

今もなお強さは健在な松井繁選手
今もなお強さは健在な松井繁選手
  • 所属 大阪支部
  • 登録番号 3415
  • 登録期/64期
  • デビュー日/1989年5月13日
  • 通算優勝/117回
  • 通算勝率/7.82
  • 通算勝利/1986勝

「松井繁」選手は、1989年5月にデビューした選手で、「絶対王者」の二つ名を冠しています。

そして現在もA1級のレーサーとして活躍されております。

松井選手の生涯獲得賞金は、なんと30億円を突破しています。

競艇において最も稼いだ選手であり、この記録は未だに伸び続けて現在はなんと37億を突破しております。

人生何周出来るのか分からない金額ですが、それだけ松井選手が賞金を手にする機会が多い、つまりは勝利出来る選手であるということです。

そんな松井選手ですが、実は学校時代は転覆が多くいつ成績不振で退学になるかの瀬戸際だったそうです。

しかしながら、実践での練習を重ねるうちに次第に才能が開花し、デビューから一年が経つ頃には「A1級」にまで登り詰めています。

「落ちこぼれ」から「トップレーサー」まで駆け上がった松井選手を見ていると、諦めずに挑むことの大切さが分かりますね。

また松井選手は大のアイス好きとしても知られており、毎日欠かさず食べているのだとか。

そんな親しみやすい一面もある松井選手ですが、これからも「絶対王者」として君臨し続けてくれることでしょう。

さ、37億…ちょっと想像出来ないかも!

近い内に40億を突破する瞬間も見られるかもしれないのぅ

【艇界のプリンス】今村豊選手

こだわりを持った個性的な走りで人々を魅了する今村豊
こだわりを持った個性的な走りで人々を魅了する今村豊
  • 所属/山口支部
  • 登録番号/2992
  • 登録期/48期
  • デビュー日/1981年5月7日
  • 選手引退日/2020年10月8日
  • 通算優勝/142
  • 通算勝率/7.76
  • 通算勝利/2880勝

「今村豊」元選手は、1981年5月にデビューした選手です。

現在は既に引退をしてしまっていて、その引退日は数年前の2020年でした。

引退の理由は、規定となる最低体重の引き上げで体重管理が難しくなってしまうからと語られています。

今村元選手は「競艇のプリンス」として、ファンや関係者からも愛されていた選手でした。

その人気ぶりは凄まじく、新しく作られた「BOATRACE殿堂入り」の第一号としても選ばれている程です。

どのコースでもスロースタートという個性的なスタート方法をされている選手としても有名でしたね。

そして今村元選手は、デビューしてから一度もA1級から落ちたことが無いという「最長最上級継続記録」を持っています。

またそれに伴って勝率も6以下に落ちることはありませんでした。

引退の瞬間までずっとトップレーサーとして君臨し続けていたその姿は、これからも競艇ファンの心に刻まれ続けていることでしょう。

ずっとA1級をキープし続けるのって、凄く大変そうなのに凄いね!

自分のペースを保っていた今村元選手だからこそ出来たのかもしれないのう

【最多勝利のインの鬼】北原友次選手

レース時は勝負師として見る物を魅了した北原友次元選手
レース時は勝負師として見る物を魅了した北原友次元選手
  • 所属/岡山支部
  • 登録番号/1481
  • 登録期/5期
  • デビュー日/1959年
  • 選手引退日/2005年
  • 通算優勝/46回
  • 通算勝率/6.74
  • 通算勝利/3417勝

「北原友次」元選手は、1959年に5期としてデビューした選手です。

競艇が発足した1952年に近い、ほぼ初期の時期から長期に渡って活躍をされていた選手です。

引退は2005年の5月で、その2年後には殿堂入りも果たしています。

一瞬の隙をついてインを奪うことから「インの鬼」としても知られていました。

どの様にインを奪うのか、という手に汗握るワクワクが人気だったみたいです。

また北原元選手は競艇においてもっとも勝利した選手でもあり、その勝利数は史上最多の3417勝と、抜きん出た記録を持っています。

更には4冠時代における「艇界初のグランドスラマー(冠SG制覇者のこと)」を獲得した選手としても非常に有名です。

まさに最初の頂点と呼べる伝説の選手……私も是非その走りを見てみたかったですね。

3417勝って、ちょっと想像できないかも……実際どれぐらい凄いの?

勝利数2位の選手が3088勝で現在引退済みじゃから、まだまだ最多勝利は続きそうじゃな

【艇王】彦坂郁雄選手

数々の記録を打ち立てた「艇王」彦坂郁雄元選手
数々の記録を打ち立てた「艇王」彦坂郁雄元選手
  • 所属/東京支部
  • 登録番号/1515
  • 登録期/6期
  • デビュー日/1959年12月
  • 選手引退日/1988年9月
  • 通算優勝/179回

「彦坂郁雄」元選手は、1959年12月にデビューをした選手です。

前項目で紹介した北原元選手のライバルとしてもかなり有名で、現役時代は「艇王」という異名を持っていた選手です。

彦坂元選手は数々の記録を持っていて、その中には未だ打ち破られていない記録もあります。

特に連勝記録は史上最多として37連勝を記録していて、更には全24場特別競走優勝をした選手ということでも非常に有名です。

北原元選手が達成したグランドスラマーも遅れる形で獲得しています。

そんな彦坂元選手でしたが、引退はかなり突然でその引退理由はなんと「整備違反での引退」でした。

諸説あるのですが、大まかな流れとしては部品持ち込みが発覚してからの出場停止、本人は「レースでの使用はしていない」と弁明していましたが、そのまま引退となりました。

その後の真偽不明ですが、引退後はどうやら実業家として海外進出も行ったみたいです。

「艇王」…聞いたことある!沢山の新記録を打ち立てた、凄い選手なんだねっ!

引退こそあまりきれいにはいかなかったが、それでも伝説的な選手じゃの

まとめ:伝説と呼ばれる選手はどの選手も魅力的で、そのエピソードも豊富である

  • 「植木道彦」元選手
  • 「松井繁」選手
  • 「今村豊」元選手
  • 「北原友次」元選手
  • 「彦坂郁雄」元選手

今回は以上5人の選手を紹介させて頂きましたが、こちらの選手達以外にもすでに引退してしまった選手からいまだ現役の選手たちまで、レジェンドと呼べる選手は沢山いらっしゃいます。

記事内では入り切らなかった方々も少しだけご紹介させていただきます。

  • 「野中和夫」元選手
  • 「安岐真人」元選手
  • 「中道善博」元選手
  • 「岡本義則」元選手

などなど、競艇がある限り伝説はこれからも続いていくでしょう。

これからも競艇を見ていく内に、新たな伝説が生まれる瞬間に立ち会えることもあるかもしれませんね。

見逃さないためにも、これからの競艇もチェックしていきましょう。

以上でレジェンドレーサーのご紹介を終了させていただきます。

気になる選手が居ましたら、ぜひもっと深堀りしてみてくださいね。

私も色々調べてみよ〜っとっ☆

うむ、勉強熱心なようで感心じゃの

スカイブルーお醤油
スカイブルーお醤油
東京在住のヤニカス・酒クズハイブリット。
競艇帰りに適当な飲み屋に寄るのが何よりの楽しみ。
実は競艇歴よりもパチンコ歴の方が長い。
アラサーに突入して身の振り方を悩んでます。
  • 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。