G3「イースタンヤング」は若手ボートレーサーの祭典!優勝賞金や出場資格などを詳しく解説!

G3「イースタンヤング」は若手ボートレーサーの祭典!優勝賞金や出場資格などを詳しく解説!

新人選手の活躍が注目される「新人王」や「ヤンググランプリ」など、様々なスポーツで若手選手の大会が開催されていますが、ボートレース界にも若手が輝く舞台があります。
それがPG1「ヤングダービー」。そして、このビッグレースへの登竜門となるのがG3「イースタンヤング」です。
このレースは名前の通り東日本を拠点とする若手レーサーが主役となる大会。今回はその概要や優勝賞金、出場資格など詳しく解説していきます。また、東日本の注目のヤングレーサー3人をピックアップし、歴代優勝者についてもご紹介します!

競艇のG3競走・イースタンヤングとは?

東日本のN0.1若手ボートレーサーを決めるG3「イースタンヤング」

イースタンヤングとは、PG1・ヤングダービーのプレシリーズとして、東日本のNo.1若手ボートレーサーを決めるG3競走のひとつです。
2014年にヤングダービーが新設されたことをきっかけに併せて新設され、新鋭王座時代の新鋭リーグとは異なり、女子選手も出場できるのが特徴。
イースタンヤングの優勝者はヤングダービーへの優先出場権が与えられるので、若手選手がPG1で活躍するための登竜門となっていますね。

若手選手の活躍が見たいって人にはうってつけのレースってわけだね♪

イースタンヤングの対象となる支部

赤枠で囲ってあるボートレース場がイースタンヤングの対象支部
赤枠で囲ってあるボートレース場がイースタンヤングの対象支部
  • 桐生
  • 戸田
  • 江戸川
  • 平和島
  • 多摩川
  • 浜名湖
  • 蒲郡
  • 常滑
  • 三国
  • びわこ
  • 住之江

イースタンヤングという名前の通り東日本の若手選手が出場できるレースで、対象となる支部は上記の12場にある支部となります。
ボートレースには全国に24のボートレース場がありますので、ちょうど半分ですね。
上記以外の12場に所属する選手はウエスタンヤングに出場しますので、そちらの選手がヤングダービーに出場できないということではありません。

ボートレース場は西側の方が多いから、大阪にある住之江までが東日本になっておるぞ

優勝賞金は215万円

イースタンヤングの優勝賞金は215万円となっていて、G3の最低優勝賞金が120万円以上となっていますので中間くらいの賞金額でしょうか。
もちろん節中のレースでも出場手当てがもらえるので、イースタンヤング全体ではもう少しもらえますね。

ボートレースの中では少ない賞金額だけど、若手選手にとっては大金だよね!

西側のNo.1を決めるウエスタンヤングも存在する

西日本ではG3「ウエスタンヤング」が開催
西日本ではG3「ウエスタンヤング」が開催

イースタンヤングは東日本の若手No.1を決めるレースであり、当然ながら対極の存在にはウエスタンヤングも存在します。
ウエスタンヤングはイースタンヤング以外の12場に所属する若手ボートレーサーが対象で、イースタン・ウエスタン両方の優秀選手がPG1ヤングダービーで雌雄を決するというわけですね。

ウエスタンヤングは兵庫の尼崎から長崎の大村までに所属しておる若手選手が出場しておるぞ

イースタンヤングの出場資格は30歳未満の東日本選手

イースタンヤングはヤングレーサーが対象
イースタンヤングはヤングレーサーが対象
  • イースタンヤング対象支部の選手
  • 30歳未満の選手
  • 選考期間内の勝率上位選手

イースタンヤングの出場資格は上記の3つで、対象支部以外の選手や30歳以上の選手は絶対に出場ません。
とはいえ、新鋭王座時代はデビュー6年未満の選手限定だったわけで、これでもかなり条件が緩和されていることが分かりますね。
また新鋭王座時代とは違い女子ボートレーサーも出場することができるのが特徴で、過去には大山千広がヤングダービーの優勝戦まで上り詰めることもありました。

養成所の卒業年齢によっては最大で16回出場できるが、逆に1回程度しか出場できない選手もいるのう

優先出場権

  • 前年度優勝者
  • ルーキーシリーズ優勝者

イースタンヤングには第7回大会から優先出場権が設定されていて、前年度イースタンヤング優勝者と当年のルーキーシリーズの優勝者が該当します。
しかし前年度優勝者が30歳以上になっていた場合、前年度優勝者の優先出場権自体が消失することもあるようです。

ルーキーシリーズには東西のヤングレーサーが集うから、優先出場権を持つ選手の数は年によって違うよ

選出除外条件

  • スタート事故
  • 出場回数未達(140回未満)
  • 事故率オーバー(0.40以上)
  • 褒賞懲戒違反規程に基づく出場停止処分中
  • 家事都合辞退期間中

イースタンヤングの選出除外条件は上記の5つで、若手選手だからかスタート事故による選出除外が目立ちますね。
また過去にはヤングダービー優勝者はイースタン・ウエスタンの両方で選出除外にされるということもありましたが、現在はヤングダービー優勝者もイースタンヤングに出場できます

選出除外条件は一般的なレースとほぼ同じじゃが、若手だけにスタート事故や事故率オーバーで出場できん選手が多いようじゃな

東日本の注目したいヤングレーサー3選

イースタンヤングは東日本のヤングレーサーが活躍するということで、ここでは東日本所属のヤングレーサーの中から注目したい選手を3人紹介していきましょう! ※選手のプロフィールは2024年11月時点のものになります。

東日本で注目したいヤングレーサーだから、ウエスタンヤングに出場する選手は省いてるからね!

B1級からA1級にステップアップ!期待の新人「飛田江己(とびた・こうき)」

東日本で注目したい「飛田江己」
東日本で注目したい「飛田江己」

東日本で注目したいヤングレーサー1人目は、埼玉支部所属の128期「飛田江己」です。
デビュー3年目、若干23歳でありながら既にG1での初勝利も獲得し、メキメキと腕を上げているヤングレーサーの1人! 2024年前期にはB1級であったものの、2024年後期にはA2級を飛び越してA1級にステップアップしたことでも有名な選手ですね。

  • 登録番号:5191
  • 生年月日:2001年5月10日
  • 身長:172cm
  • 体重:52kg
  • 血液型:A型
  • 支部:埼玉
  • 出身地:東京都
  • 登録期:128期
  • 級別:A1級

飛田江己は2024年に入ってから、急激に伸びてきた印象の選手じゃな

G1の出場回数も徐々に増えている「大澤風葵(おおさわ・ふうき)」

優勝数が増えてきている「大澤風葵」
優勝数が増えてきている「大澤風葵」

東日本で注目したいヤングレーサー2人目は、群馬支部所属の126期「大澤風葵」です。
デビュー4年目で現在23歳ですが、既にG1出場回数は6回とヤングレーサーの中でも有力株! 2コースからの「差し」や3、4コースからの「まくり差し」など「逃げ」以外の勝利数が多いことも魅力で、どのコースからでも3連対に入れる実力者ですね。

  • 登録番号:5141
  • 生年月日:2000年12月21日
  • 身長:162cm
  • 体重:55kg
  • 血液型:A型
  • 支部:群馬
  • 出身地:群馬県
  • 登録期:126期
  • 級別:A2級

A2級とA1級をいったり来たりしてるけど、優勝数も増えてきている新進気鋭の選手だね♪

一般戦で8回優勝の実力者「畑田汰一(はただ・たいち)」

東日本ヤングレーサーでトップクラスの実力者「畑田汰一」
東日本ヤングレーサーでトップクラスの実力者「畑田汰一」

東日本で注目したいヤングレーサー3人目は、埼玉支部所属の122期「畑田汰一」です。
デビュー6年目で現在は26歳、一般戦で8回優勝しているだけでなく、G1で2回も優出と東日本のヤングレーサーの中でもトップクラスの実力者! 2コースからの「差し」、4カドからの「まくり差し」などでの勝率も高く、4コースまでなら3連対に安心して入れられる選手ですね。

  • 登録番号:5042
  • 生年月日:1998年10月26日
  • 身長:176cm
  • 体重:54kg
  • 血液型:A型
  • 支部:埼玉
  • 出身地:東京都
  • 登録期:122期
  • 級別:A1級

実力のある選手じゃが、気合が入りすぎて落水や転覆での失格が多いのが玉にキズかのう

イースタンヤングの過去優勝者や売り上げまとめ

2024年のイースタンヤングは目標売上30億円で、総売上額は30億4355万8000円と目標達成し、盛況のうちに幕を閉じました。
G3のレースではあるものの、若手選手の活躍の場というだけあって固定のファンがついているようですね。
ここでは第1回大会からの歴代の優勝者について、調査していきましょう!

G3なのに30億円以上も売り上げてるなんて凄いね~♪

過去10年間の優勝者

第11回イースタンヤング優勝者の「豊田健士郎」
第11回イースタンヤング優勝者の「豊田健士郎」
開催数開催年開催場優勝者
第1回大会2014年蒲郡桐生順平
第2回大会2015年住之江西村拓也
第3回大会2016年浜名湖平田健之佑
第4回大会2017年桐生片橋幸貴
第5回大会2018年秋元哲
第6回大会2019年びわこ木下翔太
第7回大会2020年桐生木下翔太
第8回大会2021年戸田永井彪也
第9回大会2022年宮之原輝紀
第10回大会2023年常滑関浩哉
第11回大会2024年びわこ豊田健士郎

2014年の第1回大会から2024年の第11回大会までの開催場・優勝者一覧は上記のようになっています。
やはりというかなんというか、若手選手しか出場できないので複数回優勝、あるいは連続優勝している選手は少ないようですね。
木下翔太が唯一2019年2020年と連覇していますが、これはかなり珍しいことなのでしょう。

木下翔太も第8回大会の時は30歳で出場できなかったし、イースタンヤングの最大の敵は年齢じゃのう

まとめ:イースタンヤングは東日本の若手選手が大活躍!G3だけど盛り上がるので若手好きは見て損なし!

今回は東日本の若手選手が大活躍するG3・イースタンヤングについて、色々と紹介してきました。
優勝選手は優勝賞金215万円のほかにもPG1ヤングダービーへの優先出場権がもらえることもあり、ヤングレーサー同士の白熱したレースが見られるのが特徴ですね。
30歳未満のヤングレーサーが活躍する機会は少ないので、東日本の選手が好きな人は是非とも観戦してみましょう!

データッキー
データッキー
東京在住の競艇好き。昔から好奇心旺盛で調べることが大好き。競艇には調べる情報がいっぱいあるので、興味の中心が競艇に移ってしまった。
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