【競艇】実は同期だった？ボートレーサーの同期選手を紹介！

作成 2022年3月24日

更新 2023年4月24日

「ボートレーサーの同期にはどんな人たちがいる？」「意外とこの人たちが同期だった！？」

今回はそんな疑問に答えるボートレーサー同期特集です！

そもそも同期となるやまと学校とはどういう場所なのか？というところから紹介しますよ〜！

ボートレーサー養成学校「やまと競艇学校」とは？

ボートレーサーで「〇〇選手と△△選手が実は同期だった！」という文言をたまに見かけますね。

ほとんどの人が知っていると思いますが、競艇ではプロデビューをする前に、日本ボートレーサー競走会が運営する養成所に通わなければなりません。

そこで同じ時期に入学・卒業した選手は同期としてプロデビューとなるのです！

ちなみにこの養成所は現在、福岡県にひとつあるだけとなっています。同期の選手を紹介する前に、ボートレーサー養成所「やまと学校」を簡単に紹介します！

ボートレーサーの関係を知ることでもっとレースが楽しくなるぞい！

>非常に厳しいプログラムで有名！？

ボートレーサー養成所であるやまと学校は非常に厳しいカリキュラムが用意されていることで有名ですねぇ〜！

やまと学校は、教官に対しての礼節を重んじることや、土日祝日も座学・実技の自習、外出できるのはお盆と年末年始以外は年4日のみといった制度のスパルタ教育方式なのです。

全寮制の学校であり、雑誌・書籍やオーディオプレイヤーなどはもちろん、スマートフォンさえ持ち込むことは許されません！

では、そんな厳しいやまと学校の1日のカリキュラムはどのようになっているのかみてみましょう。

YouTube動画でもわかりやすく解説されているため、興味のある方は要チェックですよ〜！

6:00 起床
6:10 点呼・準備体操
6:30 掃除
7:00 朝食
8:00 課業（午前の訓練）
12:00 昼食
13:00 課業（午後の訓練）
17:00 夕食
17:45 自習
19:00 自由時間・入浴など
21:00 自室・食堂などの清掃
21:30 点呼
22:00 就寝・消灯

>同期が仲良くなることはある？

このように毎日毎日訓練漬けで、外出できることも少ない彼らは、同期同士で仲良くなることはできるのでしょうか？

答えはイエスです！ 養成所の同期生は非常に結束が強いことが多いです。

良いですね！これは青春ですよ〜！

理由の一つに、毎日訓練漬けだからこそ結束が強くなるということがあります。

先述した通り、厳しい訓練が課される上に、入学後6ヶ月目で受ける進級試験に落ちれば強制退学といった、さながら軍隊のような日々を過ごします。

そんな厳しい生活を一緒に過ごしてきた人たちはもはや仲間同然であり、嫌でも結束力が深まることでしょう。

また、他にもやまと学校には学校行事が用意されています！

この行事を通して訓練生たちが仲を深めることもできるでしょう。

例えば以下のような行事があります。

バーベキュー大会
ゴムボート大会
武道訓練
雲仙普賢岳

厳しい訓練の中でもこういった息抜きがあることで、同期との絆を深めることができるんじゃな！

有名な同期関係

では、ここから有名な同期関係について触れていきましょう！

>銀河系軍団

初めに紹介するのは85期の「銀河系軍団」！！

「銀河系軍団」というのは、当時のサッカーチーム・レアルマドリードがスター揃いだったことから名付けられていた通称です。

85期の山本隆幸選手がそこから着想を得て、「85期が競艇界を引っ張っていく存在になれるように」と願いを込めて名付けました。

その想いが叶ってか、85期のメンバーはどんどん活躍していき輝かしい成績を残しています。

なんと85期中にSGで優勝経験がある選手は5人もいるのです！

そのメンバーは以下の通りです。

選手名	SG制覇数	GI制覇数
井口佳典	6	14
湯川浩司	4	9
田村隆信	3	15
丸岡正典	2	3
森高一真	1	4
興津藍	0	3
田口節子	0	2
山本隆幸	0	1

銀河系軍団は口だけでなくしっかりと実績を残していて憧れちゃいますね！

>アツい同期の結束力！「瓜生正義&原田幸哉」

次に紹介するのは「瓜生正義」と「原田幸哉」です！

瓜生正義選手と原田幸哉選手は76期で仲が良いことで有名な同期ですね〜！

簡単なプロフィールは以下のとおりです。

項目	瓜生正義	原田幸哉
身長	158cm	172cm
体重	51kg	52kg
血液型	A型	B型
出身	福岡県	愛知県
級別	A1級	A1級
SG制覇数	11	4
GI制覇数	20	12

有名なエピソードとして、2002年の平和島SGでは、瓜生選手は自分のモーターをほったらかして、原田選手のモーター整備に付きっきりだったのです！

しかも、この時瓜生選手はSGタイトルを一度も獲得していません。

そんな中でここまでしてあげるとは、相当な仲の良さが窺い知れますね〜！ちなみに、他の選手のモーター整備に実際に手を出すこと自体はやってはいけないことですが、アドバイスまでなら許されていますね。

原田選手はその大会で優勝しましたが、これは瓜生選手のおかげとも言えるでしょう。

そして時は進み、5年後の2007年笹川賞（現・ボートレースオールスター）では、原田選手が恩返しとも取れるようなレースを行います。出場選手で注目すべきは1号艇・瓜生正義、2号艇・松井繁、5号艇・原田幸哉です。

第1Mで2号艇・松井選手が瓜生選手を差し、この2艇で1着争いが行われます。

しかし、松井選手が内側でやや有利、このままだと松井選手が1着に躍り出そうになっていました。

そこで、原田選手は後ろから松井選手に、故意か過失か、ダンプを行い瓜生選手をアシストしたのです！

その結果、瓜生選手は1着となり、SG初優勝を飾りました！

原田選手は昔から強烈なダンプが持ち味でしたが、この時には「故意にやったんじゃないか」と騒動になりました。そのレースが以下の動画でみられるので、是非見てみてください。

強烈なダンプだっただけに、この後松井選手は激怒していたとかなんとか…

>静岡三羽ガラス「菊地孝平&横澤剛治&坪井康晴」

有名な同期関係といえばこの「静岡三羽ガラス」も忘れてはいけませんね！

彼らは82期の静岡支部に所属する選手たちです。

静岡支部の82期で優秀なレーサー3人組として認知されています！

3人の簡単なプロフィールは以下のとおりです。

項目	菊地孝平	横澤剛治	坪井康晴
身長	165cm	166cm	165cm
体重	55kg	57kg	55kg
血液型	AB型	O型	O型
出身	岩手県	静岡県	静岡県
級別	A1級	A1級	A1級
SG制覇数	5	0	3
GI制覇数	12	0	11

横澤選手はこの三人の中で最も早くSGの優出にたどり着くも、まだGI以上のタイトルが獲得できていないのが少し残念ですね…！

とはいえA1級はしっかりキープしている実力者であることは間違いありません！

彼らの今後の活躍に期待ですね！

意外！？実は同期だったボートレーサーたち

次に、実は同期だった！？ボートレーサーも紹介したいと思います！

>同期で夫婦レーサー！「富樫麗加&今泉友吾」

まず紹介するのは112期の「富樫麗加」と「今泉友吾」！富樫麗加選手はお嬢様レーサーというイメージで活躍している選手ですね。

実際に小学校から高校までは女子校一貫校の川村学園で、大学は白百合女子大学を卒業しており、名実ともにお嬢様レーサーです！加えて、しっかりA級で活躍する実力もある選手ですよ〜。

今泉友吾選手はGIでの優勝経験もある実力はA1級レーサーですね！

2人は2021年4月21日に結婚発表を行いました。

ボートレーサー同士の結婚が多いことはみなさんご存知だとは思いますが、私のデータによると先輩後輩で結婚することが多く、同期での結婚は珍しいんです！ この2人は112期で、同じ師匠・村田修次選手から学んでいました。村田選手も、いつもこの二人の面倒を見ており「仲の良い二人が結婚したら良いな〜」と思っていたようですね！

いつまでも幸せにレーサーを続けていてほしいですね〜！

>10年に一人の逸材と15歳の最年少選手！「末永和也&浦野海」

次に紹介するのは「松永和也」と「浦野海」です！

あまりご存じない方もいるかもしれませんが、実はこの2人は124期で2019年にデビューしたばかりのルーキーです！

まず初めに紹介するのは10年に一人の逸材と呼ばれる末永選手！

彼は養成所で行われたリーグ戦での勝率トップ、デビューからたった8走目で初勝利をあげるスーパールーキーです。養成所の教官からは「どんなエンジンでも乗りこなす」「プレッシャーに強い」と太鼓判を受けています！

デビュー後、勝利を挙げるまで数年かかる選手がいる中でこの成績はすごいのう…

そして、同期の浦野選手はやまと学校の受験資格である最少年齢の15歳で試験に一発合格した選手です！小学5年生の時にボートレーサーに憧れ始めてから、筋力・動体視力を鍛えるために陸上やキックボクシングジムに通い始めるほどの本気さ！そして中学校を卒業してからは養成所に即入所しました。夢は「松井茂を超える」とのことです！

これは124期の将来に期待がかかりますね〜！