3連単を120通り買ってみたら必ず的中するが、それだけで儲けを出すのは難しい
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誰もが一度は考える絶対的中する方法である全通り購入。
今回は競艇で全通り購入したときの購入数や購入方法、実例を交えた全通り購入で元が取れるのかの解説をしていきます。
また、全通り購入の問題点についてもまとめていますので最後までご覧ください。
ギャンブルにおける必中は、必ず儲けることができるということではないとお分かりいただけるでしょう。
競艇で必ず的中させる方法は3連単を全通り買うこと
競艇を含む公営競技では必中と言える、必ず当たり券を購入する方法があります。
それは、全ての組み合わせの券を購入することです!
いや、当たり前だろって言われたらそれまでですが、これこそが必中の秘密なのです。
全ての組み合わせを買えば必ず当たるね~♪
当たり前のことじゃが馬鹿にはできんぞい
競艇で舟券を全通り買うと何通りになるのか
競艇は6艇のボートで争うレースですのでそれぞれの賭け方に対する購入数は以下の通りになります。
- 単勝:6通り
- 複勝:6通り
- 2連単:30通り
- 2連複:15通り
- 3連単:120通り
- 3連複:20通り
- 拡連複:15通り
複勝では2着、拡連複では3着以内に賭けていたボートが入賞すれば的中となるので的中率は変わりますが、ボックス購入した際の購入数はこのようになります。
1レースで複勝は2通り、拡連複は3通りの的中が出るぞい
的中したときに最も払戻金が高いのは3連単
競艇では120通りもの購入数がある3連単が最も的中が難しく、それゆえに払戻金が高い賭け方となっています。
3連単のオッズは100倍など珍しくもなく、レースによっては1000倍のオッズが複数あるというのもよくあることです。
100倍なら万舟券、1000倍なら10万舟券とも呼ばれ、これが的中すれば3連単を全通り購入していたとしても取り返すことも可能でしょう。
夢は大きく、10万舟券だよっ!
3連単を全て購入すれば元は取れるのか!?

競艇では毎日のように出現する万舟券。
1つの競艇場で1日に開催されるのは12レースですので、120通りを全て100円で購入したとしても144,000円かかる計算になります。
元を取るためには10万舟券の出現が必須となるでしょう。
では、3連単を120通り、全て購入した場合にはたして元が取れるのか次の項目から確認してみましょう。
1日のレースに144,000円も賭けること自体がギャンブルじゃの
挑戦するのは第41回新春金盃だるま家カップスタ展10時10分!

2023年1月2日から6日まで開催されていたこちらのレースですが、開催会場が江戸川競艇場ということで荒れやすいレースとなっていました。
競艇で高配当を当てるコツは強風の発生しやすい会場を選び、強風による高波が発生するレースに賭けることです。
1月3日は奇しくも1日中、強風が吹き、高波が発生し続ける状況で、万舟券が発生しやすそうなので挑戦してみました。
賭けるのは全12レースで、購入するのは3連単120通り、結果はどうなるのでしょうか?
10万舟券が出るならこんな日だよねっ♪
全通りの購入方法はいたってシンプル
競艇場で購入する場合には「ながし/ボックスマークシート」か「フォーメーション/ボックスマークシート」を入手します。
そして、「開催場」と「全レース」と「3連単」とボックス側の全艇番、そして金額を塗りつぶすだけで全レース120通りの投票は完了します。
テレボートで投票する場合にはレース選択から全レースにチェックし、「3連単」、「ボックス投票」にチェックをし、全艇番に投票するだけです。
購入方法がわかりやすいのは良いことじゃな
結果から振り返る第41回新春金盃だるま家カップスタ展10時10分!
レース | 組み合わせ | 払戻金 |
---|---|---|
1R | 1-3-2 | 1,530円 |
2R | 4-2-6 | 23,520円 |
3R | 4-6-5 | 3,130円 |
4R | 2-3-6 | 4,350円 |
5R | 4-6-5 | 1,790円 |
6R | 6-2-1 | 106,300円 |
7R | 1-3-6 | 3,070円 |
8R | 1-3-5 | 2,100円 |
9R | 3-2-6 | 2,120円 |
10R | 2-1-4 | 1,670円 |
11R | 3-1-4 | 1,830円 |
12R | 1-2-4 | 6,490円 |
購入金額は144,000円で払戻金額は157,900円。
実に13,900円のもうけになったと言ってよいでしょう。
おお~、すごいっ、当たるもんだね~
博士:今回はうまくいったがそうそう当たるもんではないぞい
3連単の全通り購入はお勧めできません
ここまで書いておいて何なんですが、3連単の全120通り購入は全くお勧めできる購入方法ではありません。
必ず的中するので、当たった喜びはもちろん得られるものですが、あまりにも対価が大きすぎます。
12レースに投票する場合には10万舟券が必須、1レースだけに賭けるとしてもオッズが120倍以上ないと元が取れません。
競艇では万舟券が毎日のように出ると言っても容易なことではありません。
レース開始後にオッズが変動することもある
競艇ではレース開始前、投票時間終了後に最終オッズが決定しますがその後にオッズが変動することがあります。
スタート時にフライングや出遅れで失格となった選手の舟券はハズレでなく返還対象となるので、フライングや出遅れが発生したレースではオッズが変動するのです。
返還された分、売上金が減るわけですから最終的な払戻金が減ることはあっても増えることはありません。
返還対象はフライングや出遅れした舟が関係する全ての舟券になりますので、人気の高い本命選手が返還対象となった場合にはオッズもガクッと下がる場合があります。
博士:荒れるレースは大番狂わせもあるが返還対象も多いぞい
競艇の払戻金は一時所得で課税対象
競艇に限らず公営競技の払戻金は一時所得とされており、1年間の払戻金額から経費と特別控除額である50万円を引いて、さらに半分にした金額が課税対象となります。
ここで注意してもらいたいのが、外れた舟券は経費として計上されないため、1レース中に複数の舟券を購入している場合には実際よりも経費が少なくなるということです。
3連単で120通りの舟券を購入しても、的中したのは1通りの舟券だけです。
要するに100円ずつかけた場合には経費は100円で、残りの11,900円は経費にすらならないということですね。
事業として競艇を行っている場合には経費として認められる場合もあるそうです。
しかし、ほとんどの人は趣味で競艇を楽しんでいるでしょうからこの買い方では例え何回か元が取れても税金のことを考えると収支がマイナスになることは必至でしょう。
助手:経費にならないんじゃ、ハズレ舟券はただの紙だよ~
まとめ:3連単120通りの購入は簡単だけどお勧めしない
今回の記事では3連単の舟券を全120通り購入した場合について解説してみました。
相当な強運がない限りはこの買い方は収支がマイナスになりますのでおすすめはできません。
その理由をまとめてみますとこんな感じでしょうか。
- 1レース120通りの購入では120倍以上のオッズが必要
- 12レース1440通りの購入の場合には10万舟券の発生が必須
- 100円で購入しても1レースあたり12,000円の軍資金が必要
- フライングや出遅れなどが発生した場合にはオッズが下がる
- 競艇の払戻金は一時所得でハズレ舟券は経費の対象外
以上の点から、3連単全120通りの購入はお勧めできません。
必ず当たる購入方法を使ったところで、的中した喜びはありませんし、的中したところで儲けがなければ落胆するだけです。
公営競技を含むギャンブルにおいて必ず儲かる方法がない以上、リスクを負わないと儲けが出ることはないのでしょう。
外れる確率はありますが、自分で考えて予想をたてたり競艇予想サイトを賢く利用して競艇を楽しむのがよいでしょう。

- データッキー
- 東京在住の競艇好き。昔から好奇心旺盛で調べることが大好き。競艇には調べる情報がいっぱいあるので、興味の中心が競艇に移ってしまった。
- 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。