【競艇】ボートレースの級別を徹底解説!級別審査や予想に役立つ方法とは?

【競艇】ボートレースの級別を徹底解説!級別審査や予想に役立つ方法とは?
  • 「競艇の級別って何種類あるの?」
  • 「級別審査ってよくわかってないんだけど何?勝負駆けって?」
  • 「次の級別審査の勝率ボーダーは?」

そんな疑問を全て解消しちゃいます!

今回は、級別について級別審査や最新の勝率ボーダー、昇格・降格した選手など、いちから解説していきます!

さらに、級別について知っていることで役立つ予想の知識も解説していきます!

競艇の級別とは?

競艇の決まり手とは?

競艇の選手は、その成績によって「A1 > A2 > B1 > B2」と4つのランク付けがされています。

級別が上がれば上がるほど、基本的にはレースがうまいということになり、平均年収が高い傾向にあったり、大きいレースに出れたりするんですね!

まずは、それぞれの級別について解説していきます。

A1級は平均年収4,000万円の一流レーサー

代表的なA1級レーサー(2023年後期)
人数約320人
割合上位20%
出走日数15日前後
主な出走レースSG・G1・G2・G3
平均年収約4,000万円

※年収情報の引用:ファイナンシャルフィールド

A1級のレーサーは、競艇選手の上位20%(約320人)しかいない、競艇界のエースともいえるグループです。

レーサーは全員B2級からデビューしますが、みんなこの高みを目指して日々技術を磨いています。

大きい大会に出ることから、A1級レーサーは有名な選手が多いため、初心者はまずこのランクから選手を覚えておくと良いでしょう。

2023年後期で該当の選手は、馬場貴也、毒島誠、白井英治などです。

A1選手はみんなの憧れだよね〜!

A2級は十分な実力を兼ね備えた中堅レーサー

代表的なA2級レーサー(2023年後期)
人数約320人
割合上位20%〜40%
出走日数15日前後
主な出走レースG1・G2・G3・一般戦
平均年収約2,100万円

A2級レーサーは上位20%〜40%に位置しており、A1級には一歩及ばないものの、十分な実力を兼ね備えたグループです。

A1級のトップ選手とは大きな隔たりがありますが、それ以外はそこまで大きな差があるわけではありません。

A1級の下位にいる選手より、A2級のトップにいる選手の方がレースがうまいこともあるため要注意です。

A2級もなかなか引けを取らない良い選手が多いぞい!

B1級は実力はまだまだの一般レーサー

代表的なB1級レーサー(2023年後期)
人数約700人
割合上位40%〜90%
出走日数12日前後
主な出走レースG3・一般戦
平均年収約1,200万円

B1級レーサーは上位40%〜90%に位置しており、レーサーのなかでも一般的な強さを持ったグループです。

ランクのなかではもっとも幅広いレベルの選手たちが混じっており、B1級の中でも上手い人とそうでない人の差は激しいでしょう。

それはもちろん、年収や勝率も同じことです。

B1級の選手は一番よく見るよね〜!

B2級はルーキーや諸事情ありレーサー

代表的なB2級レーサー(2023年後期)
人数約250人
割合下位10%
出走日数8日前後
主な出走レース一般戦
平均年収約500万円

B2級レーサーはデビューしたてのルーキーや諸事情があるレーサーのグループです。

B2というと一番下ですから「一番下手な人たちが集まるんでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、そうとは限りません。

後ほど詳細を解説しますが、「出走数が足りない」「事故率が高くなってしまった」などの理由で、本来上手いけれどB2級に落ちてしまう人も多いので、そういう意味で訳ありレーサーともいえそうです。

怪我や産休で出走数が足りなくなるケースはよく見るのう

級別審査の方法を解説

級別審査の方法を解説

さて、次は級別審査について解説していこうか!

級別審査って…??

級別審査というのは「選手の成績をもとに級別を割り当てる審査」であり、毎年「前期」と「後期」の2回に分けて行われています。

では、まずはどのくらいの期間で審査されるのでしょうか?

審査期間は?いつからいつまで審査されて、いつまで反映される?

はじめに、審査の反映期間から見ていきましょう。

こちらは、成績の「審査期間」ではなく、「審査した成績が反映される期間」です。

  • 【前期審査の反映期間】1月1日〜6月30日
  • 【後期審査の反映期間】7月1日〜12月31日

これは非常にわかりやすいですね!前期審査分は年の前半に反映され、後期審査分は年の後半に反映されます。

となると、この反映期間よりも前もって審査を行なっているはずですよね?

この級別審査の審査期間は以下の通りです。

  • 【前期の審査期間】反映期間の前年度の5月1日〜10月31日
  • 【後期の審査期間】反映期間の前年度の11月1日〜翌年4月30日

ここが少しややこしいのですが、要は「その期の審査期間が終了した2ヶ月後から反映されます

前期に着目すると、2023年5月1日〜10月31日までで成績を審査し、それが2024年の1月1日〜6月30日まで反映されます。

後期に着目すると、2023年11月1日〜24年4月30日までで成績を審査し、それが2024年7月1日〜12月31日まで反映されます。

たとえば、2023年11月22日現在は「22年11月1日〜23年4月30日」に審査したときの級別がついている訳だね♪

審査内容は?何が重視される?級別ごとにみてみよう

ではつぎに、具体的に審査というけれど、何をどう見るのでしょうか??

まずは、審査における項目を5つ説明します!

  • 勝率
  • 2連対率
  • 3連対率
  • 事故率
  • 最低出走回数

これらの項目が「高い・低い」でA1〜B2まで決められる訳ですね。

それでは、A1〜B2までの基準を見ていきましょうか!

級別定率2連対率3連対率勝率事故率最低出走回数
A1級20%30%以上40%以上上位の者0.70以下90回以上
A2級20%30%以上40%以上A1級を除く上位の者0.70以下70回以上
B1級0.5--2.00以上かつA1級・A2級を除く勝率上位の者0.70以下50回以上
B2級A1級、A2級、B1級以外の者

A1級は特定の条件を満たしている選手において、勝率が高い順で上位20%を占める人たちです。

A2級はA1級と条件はほぼ変わらないものの、勝率的に若干劣る人たちという認識で良いでしょう。

B1級選手は一気にハードルが落ち込み、事故率と出走回数、勝率の最低条件が満たせていればだいたいの選手が入れるという級です。

B2級はそのほかの選手たち。

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級別を利用して予想を的中させる方法

級別を予想に生かす方法

ここまで級別について解説してきましたが、級別を知ったからといってなんの役に立つのでしょうか??

えぇ!?意味ないことをずっと教えられてたの!?

ほっほっほ。じつはここには予想のヒントがあるんじゃよ!

ひ、ヒント…?

ここからは、級別について理解があることで予想に役立つ知識をいくつか解説します!

A1級の選手は圧倒的に強い!だが過信はNG

まず覚えてほしいのは、A1級の選手は非常に上手い選手だということです。

たとえば、1号艇がB1級の選手であれば、A1級の選手が4・5コースにいたとしても着順に入り込んでくる可能性は十分あるでしょう。

A1級とB1級では、インコースが圧倒的有利と言われている、その確率をひっくり返すほどの実力差があることも。

じゃ〜A1級だけを軸にしていれば良いってこと?楽だね〜♪

ここでの注意点が、「A1級選手を過信しすぎるのもよくない」ということです!

A1級とB1級に実力差があることは事実ですが、それに加えて1コースが圧倒的に有利であることも事実です。

そのため、あくまで「1コースだから〜」「A1級だから〜」というように一つの要素だけで判断しないようにしましょう。

バランスを取ることが重要です。

選手の勝負駆けを見極める

2つ目は「選手の勝負駆けを見極める」ことです。

ショウブガケ・・・??

勝負駆けというのは、級別審査で級が上になるかどうかのギリギリのラインにいる選手が、いつもより攻めて勝率を上げようとすることです。

ボーダーはそのときどきによって変わるものの、勝率がボーダー±1.0付近の選手は審査が終わる時期(4月と10月)に勝負駆けをします!

そうなると、いつもよりスタートに力を入れて着順をあげてくる可能性もあるでしょう。

ちなみに2024年前期のボーダーは、A1級が「6.17」A2級が「5.42」となっており、A1級はおよそ6.20前後になるケースが多いです。

選手の事故率を見極める

3つ目は「選手の事故率を見極める」ことです。

こちらも勝負駆けと似ているのですが、選手は事故率が0.70以上になってしまうと、強制的にB2級となってしまいます。

つまり、事故率が0.70を超えそうな選手(0.50以上の選手など)は事故をしないように、かなり消極的な走りとなるでしょう。

ちなみに、事故による点数の計算方法は以下の通り。

  • 事故率 = 事故点の合計 ÷ 出走回数

出走した中でどれだけ事故をした割合が少ないか」ということなので、1度事故を起こした人でも、出走数が多ければその事故率も薄まっていきます。

そして、事故点は以下の通り。

優勝戦でのフライング・出遅れ-30点
優勝戦以外でのフライング・出遅れ-20点
妨害失格-15点
レーサー責任の失格・欠場-10点
レーサー責任外の失格・欠場0点
不良航法・待機行動違反-2点

優勝戦でもそうでなくても、フライングと出遅れが最も事故点が高いということですね。

また、失格・欠場になってもレーサー責任外であれば、事故点は加算されません。

稼ぎたいなら競艇予想サイトを使うべし!

稼ぎたいなら競艇予想サイトを使う

ここまで級別に関しての予想方ほを解説しましたが、実際のところ、「初心者が競艇で稼ぐのはかなり難しい」です。

「予想を当てて楽しむ」「小銭を稼ぐ」程度であれば先ほどまでの説明で十分ですが、稼ぐためにはやはりプロの知識や経験が必要とされます。

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【最新】2024年前期のボーダーとは

2024年前期のボーダー

2023年11月1日に級別のボーダーを発表しました!

審査期間は2023年5月1日~2023年10月31日です。

級別ボーダー人数
A1級6.17323人
A2級5.42325人
B1級2.01798人
B2級-168人

ちなみに、最高勝率の選手は以下の通り。

男子最高勝率の峰竜太
男子最高勝率の峰竜太
  • 勝率:8.83%
  • 2連対率:71.43%
  • 3連対率:88.10%
  • 事故率:0.10

峰竜太選手は11度目の勝率1位ですね!

過去の記録では彦坂郁雄の20回に次ぎ、2位に位置しています。(3位は野中和夫の10回)

2023年12月4日時点で、獲得賞金額は1億4,817万7,200円であり、1,000万円以上差をつけて1位です!

女子最高勝率の田口節子
女子最高勝率の田口節子
  • 勝率:7.50%
  • 2連対率:60.16%
  • 3連対率:75.61%
  • 事故率:0.18

田口節子選手は8度目の勝率1位であり、すでに大ベテランとも言える選手ですね〜!

過去の記録では、谷川清子の16回、山川美由紀の11回に次ぎ、寺田千恵の8回と並んで3位タイとなっています。

クイーンズクライマックスにも出場予定であり、2023年12月4日時点で、獲得賞金額は3,472万7,000円であり、7位に位置しています。

【最新】2024年前期で昇格した選手

2024年前期で昇格した選手

ここでは、2024年前期で昇格した選手を紹介します。

A1級へ昇格した選手

レーサー勝率元々の級別
海野ゆかり6.87A2
高野哲史6.82A2
堀本和也6.82A2
山田祐也6.82A2
後藤翔之6.81A2
今泉友吾6.73A2
島川光男6.71A2
藤原菜希6.67A2
吉永則雄6.59A2
魚谷香織6.40A2
正木聖賢6.32A2
出口舞有子6.30A2
落合直子6.29A2
小池公生6.29A2
櫻本あゆみ6.25A2
藤山翔大6.24A2
清水沙樹6.23B1
大山千広6.23A2

A2級へ昇格した選手

レーサー勝率元々の級別
深見亜由美5.97B1
西村 歩5.77B1
竹間隆晟5.74B1
山下友貴5.59B1
山本梨菜5.42B1
向井田佑紀5.42B1

【最新】2024年前期で降格した選手

2024年前期で降格した選手

ここでは、2024年前期で降格した選手を紹介します。

A2級へ降格した選手

レーサー勝率元々の級別
小芦るり華5.99A1
池田雄祐5.97A1
桐本康臣5.90A1
片橋幸貴5.89A1
平高奈菜5.79A1
中村辰也5.72A1

B1級へ昇格した選手

レーサー勝率元々の級別
青木幸太郎5.41A2
小坂宗司5.41A2
田中豪5.40A1
松本晶恵5.37A1
数原魁5.37A2
渡邉俊介5.30A2
芦澤望5.29A2
藤丸光一5.25A2
篠原飛翔5.16A1
佐々木裕美5.12A2
池田紫乃5.11A2
加瀬智宏4.99A2
薮内瑞希4.67A2
大場恒季4.63A2

まとめ:級別を予想に役立てて競艇をもっと楽しもう!

級別のまとめ

今回は競艇の級別について解説しました。

  • 級別とは「A1 > A2 > B1 > B2」に分かれる選手のランク
  • 級別が高い方が基本レースが上手く、大きな大会にも出られる
  • 級別審査は成績をもとに級別を割り当てられる審査
    【前期の審査期間】反映期間の前年度の5月1日〜10月31日
    【後期の審査期間】反映期間の前年度の11月1日〜翌年4月30日
  • 予想に役立てる方法は「A1選手の強さ」「勝負駆け」「事故率」を注意

級別は競艇の基礎的な知識ではありますが、審査期間やその反映期間はややこしくて覚えていない人もいるでしょう!

また、予想をするうえでも役立つ知識もあるため、ぜひしっかり覚えておいてくださいね!

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めがね
めがね
データだけを信じる競艇LOVER。自分の経験則でものを考えると考え方がブレてしまうため、これまでの競艇の歴史で証明されたデータを絶対視している。好きなことは出走表を眺め続けることと、競艇場の現地調査。
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