「競艇研究エース」はグループ会社が数多く存在する悪質競艇予想サイト！

まずは、いつもの特定商取引法のページからチェックしていくことにしましょう。

「競艇研究エース」の所在地は、「東京都中央区日本橋兜町5番1号」と記載されており、検索してみるとレンタルオフィスである「リージャス 日本橋兜町ビジネスセンター」が出てきました。

また、販売業者も会社ではなく、サイト運営するための組織ですし、振込先も代行会社が入っているので大元の運営会社が分からないです。 今時の競艇予想サイトでは、あまり珍しいことではないですが、ここまで運営会社について全く出てこないとなると、入念に隠しているように見えて怪しいです。

次に見ていきたいのは、「競艇研究エース」のIPアドレス「210.224.185.91」です。

IPアドレスを検索してグループ会社の存在はあるか調べてみると「激船」「競艇部屋」「行列のできる競艇相談所」の3サイトが見つかりました。

画像からIPアドレスが酷似しているのが分かりますよね？ということは、この4つの競艇予想サイトはグループ会社である可能性が非常に高いのです。

さらに、「競艇研究エース」のIPアドレスを詳しく調べてみるとこのIPアドレスは有名レンタルサーバーであるさくらインターネットのレンタルサーバーを使っていることが判明しました。

レンタルサーバーを使っていることから以下のことが言えます。

• 安い価格でサイト運営できること
• レンタルサーバー経由なので実際の住所が分からないこと
• 何かしらの問題を起こしてもすぐ逃げることができること

これらの点は悪質競艇予想サイトに見られることが多いです。

悪質ではないとしてもレンタルサーバーを使ってる時点で競艇予想サイトとしてのクオリティは落ちますし、信用できなくなる1つの要素でもあります。

グループ会社が3つも出てきてしまったところで、あの表記がされているんじゃないか？

ということで見てみると案の定「パートナー関係」に関する表記がプライバシーポリシーのページから見つかりました。

• 新サービスの提供やサービス向上、運営を円滑に行う場合、第三者とパートナーシップ契約を築く事があります。
• パートナーシップ築く法人や団体に関しては、当サイトと同様の情報管理を行う事を義務とする旨を含めた業務提携契約を締結しております。

と記載されています。 この表記がサイトに記載されているということは、パートナー関係を主張している他の競艇予想サイトなどと自由に情報の提供ができてしまうということです。

そうすると、「競艇研究エース」に登録した後に、登録もしていない競艇予想サイトや「パートナー関係」を主張しているサイトから登録してもないのに勝手にメールが送信されてくる可能性があるということです。

ちなみに私はこのサイトから登録もしていないのに勝手にメールが送信されてびっくりしましたし、怖かったですね。

グループ会社の存在、レンタルサーバーでの運営、パートナー関係に関する表記も悪質競艇予想サイトに見られる特徴ですから「競艇研究エース」が悪質競艇予想サイトである可能性が高いということになってしまいました。

では、サイトの顔となる非会員ページを見ていきましょう。

このサイトを開いて思った第一印象は、なんだか古臭いサイトデザインだということです。

敢えてそうしているサイトのデザインもあるのですが、「競艇研究エース」のデザインは知識や技術、お金が足りなくてこう成らざるを得なかったと感じました。

背景や使っている画像も雑で荒いものですし、文章で書けるところを画像を使って楽しているところもマイナスですね。

また、トップにある「勝率NO.1 競艇投資ならエース」という文言。このようなことを以前検証した「激船」でも同じようなことが書いていました。

なぜこのような嘘を堂々といきなり大きく書けるのでしょうか？

毎日される無料予想や有料予想の勝率なんて様々な批評サイトが検証して順位として出していますし、舟研でも各競艇予想サイトの的中率や回収率のランキングを各期間で集計し公開しています。

「競艇研究エース」がそのようなランキングでNo.1になったことなんてないですし、あったとしてもその根拠が「競艇研究エース」のサイトにありませんので信用することができません。

サイト中部には、「競艇が注目されている理由」が書いてあり、テレビやラジオのCMのプロモーションなどの効果で競艇の市場規模が1兆円を超えたと記載されていますが、競艇の市場規模が1兆円を安定して超えるようになったのは5年前の2015年です。

調べれば簡単に誰でも分かるような昔の情報を載せている時点で「競艇研究エース」はあまり中身のないサイトであることが分かります。

その下には、サイトに書く内容がない時に使われるいつもの記載がありました。

競艇は公営競技・公営賭博の中でも1番勝ちやすい、確率が1/120だから予想しやすい当たりやすい、365日毎日レースがあるから長期的に利益を出せるなどのテンプレというべき記載のみがしてあるだけです。

公営競技の中で比較するのは分かりますが、宝くじやロト7、BIGなどの公営賭博と比較するというのも理解できません。

さらに、「競艇研究エース」が圧倒的な的中率を誇る理由が挙げられています。

• 絶えずリアルタイムの情報を現地から収集
• 投資家やツールを用いた、ギャンブルからの脱却
• 長年積み重ねられた経験
• 多くの競艇関係者と情報交換

それっぽい理由をいくつか並べていますが、他の競艇予想サイトも書いていそうなことを書いてあるだけです。

また、ここでもギャンブルからの脱却と記載しており「競艇研究エース」はあくまでも競艇が投資であることを推していきたいようです。

「競艇研究エース」が言っているように長期的に安定した利益を出せるのであれば確かに投資だと言えますが、「競艇研究エース」の予想が投資であることの根拠が書いていないので、何かしらの根拠や理由を示して欲しい所です。

ここからは会員ページを見ていきましょう。会員登録をしてログインしてみると会員専用ページが表示されます。

なお、登録方法は、他の競艇予想サイトと同様に【非会員ページにてメールアドレスを入力→届いたメールから本登録リンクをクリックし、本登録完了】といった流れとなっています。

会員ページのデザインの印象は非会員ページの時と相変わらず、古臭いサイトデザインだということです。

また、非会員ページのトップの画像を使っていたり、全体的に構成が同じだったりと手抜きな部分はそのままこちらにも反映されているようで残念です。

また、「競艇研究エース」に会員登録をすると、10,000ptが付与されましたが、他の競艇予想サイトは1pt＝100円換算のことが多いので10,000ptが付与された時とても太っ腹なサイトだなと思っていました。

しかし、よくサイトを見てみると「競艇研究エース」は、1pt＝1円換算と記載されていたのでとても期待をしていたのになぜだか裏切られた感じがしました。

1番安価な有料プランに参加するには15,000pt必要なので、お試しで1回有料情報やってみるという試みもできないのです。

優良競艇予想サイトやそれなりの競艇予想サイトならば登録時のポイントで有料情報を購入できるようになっているものですが…ここも少し残念なポイントです。

さらに、会員ページのメニューには、ポイント追加、コース一覧、的中実績、ユーザーボイス、メールBOXと基本的なコンテンツしか並んでおらず、「競艇研究エース」独自のコンテンツはどこにもありませんでした。

登録時のポイントで有料情報を購入できなかったり、独自のコンテンツなく基本的なコンテンツのみの会員ページとなると、何かしらの恩恵を「競艇研究エース」から受けることがないので会員登録をする必要はないという結論に至りました。

ちなみに、ユーザーボイスは捏造である可能性がとても高いです。

なぜなら全ての投稿に名前とタイトルが付いているからです。

「競艇研究エース」の問い合わせの入力フォームには、タイトルと名前の入力項目が存在しませんし、直接メールから送るときに件名にタイトルは入力できますが、名前をわざわざ入力して送信しますかね？

直接メールで送るのが面倒な時に、フォームから送信するのは楽でメールアドレスの設定などをしないで済む分メールよりも手軽ですし、フォームには、件名や名前の入力がないのに全てに件名や名前が入っているユーザーボイスが並んでいるというのは不自然で捏造の可能性が高いと思います。

ここからは、無料で公開されている競艇予想がどのような結果をもたらすかによって、有料の競艇予想情報を買うに値するかどうか見ていきたいと思います。

画像は、舟研で検証している「競艇研究エース」の無料予想の2020年3月18日〜2020年4月1日の15日間の結果です。

• 52戦20勝
• 的中率38.5%
• 回収率67.3%

的中率・回収率ともにとても低い水準となってしまっています。

さらに、「競艇研究エース」の無料予想の買い目は10点と多く、とても予想として使えるものではありません。

優良な競艇予想サイトと云われている「皇艇」の予想は、6〜10点予想で「花舟」の予想は、ほぼ6点予想。

共に安定して50%以上の的中率となっているところをみると「競艇研究エース」の無料予想は使うべきではないでしょう。

「競艇研究エース」の有料プランは以下の通りとなっています。

なお、ポイント制となっており、1pt＝1円換算で計算します。

他の競艇予想サイトでは、1pt＝100円換算が多いため10000ptを付与されても1万円分の予想しかできないので注意が必要ですし、換算値を小さくしてptを多く見せようとしているところもズルい感じがしますよね。

最も安いもので15,000pt（1万5000円）から最も高いもので500,000pt（50万円）するプランが「競艇研究エース」にはあるようです。

また、ナイタープランも存在し、デイレースのプランよりは種類は少ないですが提供しているようです。

しかし、どのプランの詳細な説明を見ても購入させるような根拠が書いていないのです。

一例としてVIPプランの詳細を見てみましょう。

そこには、VIPプランの目標金額である100万円を「最高峰の情報力と独自ネットワークを元にした厳選情報」を駆使して達成させると記載されています。

非会員ページや会員ページのどこかで「最高峰の情報力」と「独自ネットワーク」に関する説明やその根拠などがあれば納得して購入することを考えてもいいと思うのですが、そのような記載はこれまで検証してきた通りどこにもありませんでした。

それであるのにいきなり「最高峰の情報力と独自ネットワークを元にした厳選情報」と言われても信用することはできませんし、25万円も使って情報料を購入したくありませんよね。

予想を購入して欲しいのならばそれなりの説明や根拠を記載しなければならないので「競艇研究エース」の有料予想はあまり信用できないです。

さらに、私が気になったのは、有料プランの的中率です。

同じグループ会社の競艇予想サイトである「激船」の有料プラン的中率がとても悪かったので今回も調べてみることにしました。

なお、今回調べてみるのは、会員ページにて公開されている2020年3月23日〜4月1日（10日間）の的中実績の的中率です。（なお毎週火曜日は定休日）

定休日を抜いた8日間の的中率で一番高かったプランは、ネクストステッププランとランクアッププランの75％となりました。この2つのプランの的中率はそれなりによい結果となっています。

しかし、注目して欲しいのがVIPプランとエースプランの的中率0％です。

的中実績で上位プランと下位プランの的中率の差が激しいのはおかしいと思いませんか？

下位プランで当たるように見せて上位プランに誘導しようとしているのか、はたまた上位プランは当たらないけど下位プランが当たるからそこでお金を取ろうとしているのか、運営の思惑は理解できませんがどちらにせよこの偏った的中率は信用できません。

プレミアムプランは不定期開催なので的中率を明確に出せるわけではありませんが、他の上位プランであるこの2つのプランの的中率が0％なのはどうなのでしょうか。

不定期開催ではないので定休日である火曜日以外は予想を提供しているはずですし、高額なプランでありながら両方のプランが毎日完売しているのです。

そのような中でこのような的中率となると「競艇研究エース」の高額な有料予想は買う必要がないということになりますし、1番高額なエースプランは、情報料50万円＋舟券代最低24000円で52万4000円の損失になってしまいます。

「競艇研究エース」に投資をする方は、滅多にいないとは思いますが、「競艇研究エース」の有料プランは、絶対購入しないで下さい。

ここからは各批評サイトに寄せられた「競艇研究エース」の口コミを見ていきましょう。

以下の点から「競艇研究エース」は悪質競艇予想サイトだと判断します。

• グループ会社とパートナー関係の表記（4つのサイトがグループ会社）
• 非会員ページのデザインの雑さや説得力のない文章（画像が荒い・手抜き＆ありきたりなことを書いている）
• 会員ページのコンテンツの少なさや登録時のポイントで有料予想に参加できないこと（独自のコンテンツがない）
• 有料プランのプラン説明に根拠がなく、高額プランは的中しない（的中率0％＆52万4000円の損失）

「競艇研究エース」を利用するくらいならば、的中率の高い予想や信用できる情報を提供できており、各コンテンツも充実している優良競艇予想サイトである「競艇ダイヤモンド」や「24BOAT」を使うことをオススメします！