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SG賞金増額!?競艇選手(ボートレーサー)の平均年収やレースの優勝賞金、罰金など懐事情を徹底解説!

SG賞金増額!?競艇選手(ボートレーサー)の平均年収やレースの優勝賞金、罰金など懐事情を徹底解説!

競艇選手(ボートレーサー)は年収が高いとよく聞きますが、実際にはどのくらい稼いでいるのでしょうか?

レースごとにもらえる賞金金額過去最高賞金獲得額罰則による罰金など、ボートレーサーの懐事情を解説します!

また、寄付を通じた社会貢献についても紹介していきます。

【速報】SG・PGIの賞金が増額!

2022年12月21日にモーターボート協会が、「2023年度のSG・PGIの優勝賞金額の増額」を発表しました!

具体的には、どう変わるのでしょうか?

SGの変更額

  • 【ボートレースクラシック】3,900万円→4000万円
  • 【ボートレースオールスター】3,900万円→4000万円
  • 【グランドチャンピオン】3,300万円→3,400万円
  • 【オーシャンカップ】3,300万円→3,400万円
  • 【ボートレースメモリアル】3,900万円→4000万円
  • 【ボートレースダービー】3,900万円→4000万円
  • 【チャレンジカップ】3,300万円→3,400万円
  • 【グランプリ】1億円→1億1,000万円
  • 【グランプリシリーズ】1,700万円→1,800万円

PGIの変更額

  • 【クイーンズクライマックス】1,500万円→1,600万円
  • 【ボートレースバトルチャンピオン】1,100万円→1,200万円
  • 【マスターズチャンピオン】1,100万円→1,200万円
  • 【ヤングダービー】1,100万円→1,200万円
  • 【レディースチャンピオン】1,100万円→1,200万円

グランプリのみ1,000万円の増額で、そのほかは100万円の増額です。

選手に還元される額が増えるのは嬉しいところ。

それほど競艇界が盛り上がってる証ですね!

競艇選手(ボートレーサー)の平均年収はどのくらい?

ボートレーサーはどのくらい稼いでいる?
ボートレーサーはどのくらい稼いでいる?

ボートレーサーという職業は公営競技のひとつであり、国の国土交通省が管理している団体です。 水上の格闘技と言われるほど激しいスポーツであり、命を落とす危険もある仕事です。 その代わり、日本では稀に見るほどの収入の高さを誇っており、ボートレーサーを目指す人にとっては大きな魅力の一つと言えます!

また、昔は自前のペラを用意する際に、多くのカスタマイズを施すことで費用がかさんでいたようですが、現在は持ちペラ制度が廃止されているため、あまり経費のかからない競技です。 そんなボートレーサーは実際にいくらぐらい稼いでいるんでしょうか?

まずは各レースごとの賞金や選手のランクごとの平均年収を確認していきましょう! 今日は私が蓄積してきたデータを皆さんにもお伝えするので楽しみにしてくださいね!

わしも幾度となくボートレーサーになってお金儲けすることがよぎったものじゃ!

SGの各タイトル戦の優勝賞金はいくら?

ボートレースのSG競走一覧
ボートレースのSG競走一覧

ボートレースの競走(大会のようなもの)にはさまざまな種類があります。 それぞれのレースに格付けがされており、「一般戦」「GIII」「GII」「GI」「PGI(プレミアムGI)」「SG」の順で、格式が高くなっていくのです!

まずはSGについて触れていきますが、現在ボートレースでは年間で9つのSGタイトルが開催されています。 それぞれの出場資格は、ファン投票や前年度優勝者、年間勝率上位者などと、タイトルによって異なります。

そして賞金もタイトルによって異なるため、どんなSGタイトルがあるのかと、それぞれの獲得賞金についてみてみましょう。

  • ボートレースクラシック:4,000万円
  • ボートレースオールスター:4,000万円
  • グランドチャンピオン:3,400万円
  • オーシャンカップ:3,400万円
  • ボートレースメモリアル:4,000万円
  • ボートレースダービー:4,000万円
  • チャレンジカップ:3,400万円
  • グランプリ:1億1,000万円
  • グランプリシリーズ:1,800万円

このように、SGは日本ボートレース界の最高峰というだけあって、最低でも一つ優勝するだけで1,800万円の賞金を獲得できるのです!

特に、毎年12月後半に行われるボートレースグランプリ(元 賞金王決定戦競走)では優勝賞金1億円と、破格の優勝額が用意されています!

サラリーマンの生涯年収は3億円っていうのは有名な話ですが、グランプリを3回優勝すれば…

ちなみに松井繁や田中信一郎などはすでに3回優勝しておるぞい!

GIやGII、一般線の優勝賞金はいくら?

では、SGには劣るもののGIやGIIなどのグレードや一般線の優勝賞金はどの程度もらえるのかも確認していきましょう。

グレード競争名開催月賞金
PGIマスターズチャンピオン(名人戦)4月1,200万円
PGIレディースチャンピオン(女子王座決定戦)8月1,200万円
PGIヤングダービー9月1,200万円
PGIボートレースバトルチャンピオントーナメント11月下旬~12月下旬1,200万円
PGIクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)12月下旬 - 大晦日1,600万円
GI周年記念競走不定期1,000万円
GIダイヤモンドカップ競走不定期800万円
GI高松宮記念特別競走10月900万円
GI地区選手競走2月480万円
GIIレディースオールスター2月〜3月450万円
GII全国ボートレース甲子園7月450万円
GIIモーターボート誕生祭競走不定期400万円
GII秩父宮妃記念杯競走不定期400万円
GIIレディースチャレンジカップ11月400万円
GIIモーターボート大賞競走不定期450万円

優勝賞金をまとめると以下の通りになります。

  • PGI:1,000万円~1,500万円
  • GI:480万円〜1,000万円
  • GII:400万円〜450万円
  • GIII:105万円〜
  • 一般線:74万円〜

B級のルーキーでも出走できる一般戦で優勝すれば74万円もらえるというのは、一般的な20代前半のサラリーマンと比較すれば3ヶ月分相当稼げるということですね。

ただ、グレードレースと比較するとやはりかなり低めの金額のため、一攫千金を狙うのであればA級に上がるのは必須です!

ちなみに一般戦の予選で6着を取ってしまった場合、要は最もグレードの低いレースでの最下位の場合は、完走手当てとして8,000円のみがもらえます。 完走手当てのような手当や日当など、賞金以外でのレーサーへの収入源は以下のようなものがありますよ!

  • 【日当】前検日から最終日まで拘束された分の手当
  • 【完走手当】無事故で完走した際に支払われる手当
  • 【ナイター手当】ナイター出走時に支払われる手当
  • 【荒天手当】レースが荒天時に行われた時に支払われる手当
  • 【金一封】節で全勝した時に支払われる手当
  • 【交通費】開催競艇場までの往復の交通費
  • 【参加賞】企業協賛レースに参加した時に配られる商品

SGのレースに常連で出ている選手は年収億単位で稼いでいる方もザラにいますからね!

A1やA2など級ごとの平均年収はいくら?

A1級で活躍する平本真之選手
A1級で活躍する平本真之選手

ボートレーサーには勝率や諸条件によって、上から順にA1,A2,B1,B2の4つのランクに分けられています。 ランクが高ければ高いほど、グレードの高いレースに出やすい上に、月に出走できるレースの数も変わるのです!

例えば、「A級は月に3節」「B1級は月に2節」「B2級は月に1節」とおおよその決まりがあります。

そのため、グレードの高いレースに出られ、出走回数が増えるA級の方が格段に多くの収入を手に入れられることになります。

その級ごとの平均年収はおおよそ以下のとおりです。

  • 【A1級】約3,000万円
  • 【A2級】約1,800万円
  • 【B1級】約1,100万円
  • 【B2級】約500万円

年収を見るとすごいものの、それだけ辛く厳しい訓練を受けてきておるからのう

  • ボートレーサーの平均年収は約1,700万円!
  • 最高グレードのSG競走の最高優勝賞金はなんと1億円!
  • B2級でも約500万円の年収があり、A1級の年収は約3,000万円!

競艇選手(ボートレーサー)の歴代の賞金獲得額はどのくらい?

ここからは、ボートレーサーの歴代獲得賞金額や年間での最大獲得賞金額を見ていきましょう!

歴代通算獲得賞金額のランキング

通算獲得賞金1位の松井繁選手
通算獲得賞金1位の松井繁選手

初めに、歴代通算獲得賞金額(2019年度データ)は以下の通りです。

ランキング選手名通算獲得賞金
1位松井繁39億9,634万円
2位今村豊(引退)28億9,290万円
3位山崎智也(引退)24億8,094万円
4位今垣光太郎23億5,583万円
5位植木道彦(引退)22億6,184万円
6位濱野谷健吾21億5,948万円
7位瓜生正義20億8,534万円
8位太田和美20億5,572万円
9位田中信一郎21億5,948万円
10位服部幸男19億2,027万円

こうしてみると、何十億円をも超えて賞金を獲得していることに驚きですが、1位と2位の間に約10億円もの差があることに驚愕ですね!

2位の今村豊さんと3位の山崎智也さんは既に引退済みですが、1位を独走状態の松井繁選手はまだまだ現役のためこれからもどんどん自己記録を塗り替えていくでしょう。

1年での最大獲得賞金額

過去の歴代賞金獲得額では松井繁選手が圧倒的な1位でしたが、1年間での獲得賞金で、最も高額を記録した選手は誰なのかチェックしてみましょう! 過去20年間の歴代賞金王は以下のとおりです。

年度賞金王支部年間獲得賞金額
2002植木通彦福岡2億8,393万円
2003田中信一郎大阪2億2,980万円
2004今村豊山口1億8,811万円
2005辻栄蔵広島1億8,947万円
2006松井繁大阪2億2,800万円
2007魚谷智之兵庫2億537万円
2008松井繁大阪2億1,259万円
2009松井繁大阪2億5,120万円
2010中島孝平福井1億9,381万円
2011池田浩二愛知2億5,085万円
2012山崎智也群馬1億6,351万円
2013池田浩二愛知1億9,823万円
2014菊池孝平静岡1億6,954万円
2015山崎智也群馬2億2,933万円
2016瓜生正義福岡2億1,373万円
2017桐生順平埼玉2億1,224万円
2018峰竜太佐賀2億292万円
2019石野貴之大阪2億2,564万円
2020峰竜太佐賀2億5,302万円
2021瓜生正義福岡1億8,211万円

過去10年間で見ると、2020年度の峰竜太選手が2億5,302万円でトップですが、過去20年間で見てみると、2002年の植木道彦さんが稼ぎ出した2億8,393万円が最も高額となっています。

サラリーマンの生涯獲得所得と言われる約3億円と同等の額を1年で稼いでいるというのはとんでもないことですね…!

億単位で争っているということ自体が普通の世界からすると考えられないことじゃな

  • 歴代通算獲得賞金は松井繁が記録した39億9,634万円!
  • 1年間での最大獲得賞金額は植木道彦が記録した2億8,393万円!

競艇選手(ボートレーサー)の罰金や罰則はどんなものがある?

選手が受ける罰金や罰則には何があるのか?
選手が受ける罰金や罰則には何があるのか?

ボートレースにおいて、選手への罰金というのはあまり聞いたことない方が多いかもしれません。

しかし、実は選手側にも罰金が科される条件があります。

それが「フライング」です!

競艇(ボートレース)ではフライングをすると罰金が科される!

初めに、フライングによる罰金は以下のとおりです。

  • フライング1回目:6万円
  • フライング2回目:10万円
  • フライング3回目:10万円

競艇においては、罰金自体は収入の高さと比べると大した額ではないですが、どちらかというと罰則のほうが厳しいです。 同じ期間内でフライングを行うごとに、1回目は30日間、2回目は60日間、3回目は90日間、4回目は180日間のフライング休みの罰則が取られます。

4回目のフライングの際は半年間レースに出れず、収入が一切ない上、ボートレースの規定上、事実上の引退勧告がなされてしまいます!

他にも賞金レースから除外されたり、1回目のフライングから90日以内にフライングを行うことで碧南訓練所での2泊3日の訓練に行かなければなりません。

フライング持ちの選手はこういった理由があり、思い切ったスタートを切りにくくなりますね。

  • フライングを行うと1回目で6万円、2回目以降は10万円の罰金が科される
  • 4回目のフライングを行うと事実上引退勧告がなされる
  • フライングが原因で訓練所へ2泊3日の訓練に行くこともある

競艇選手(ボートレーサー)は社会貢献や寄付をしているのか?

日本財団から紺綬褒章を受ける毒島誠選手
日本財団から紺綬褒章を受ける毒島誠選手

ボートレーサーは収入が多い分、数々の寄付活動を通して社会貢献を行っています!

選手単体で、自身にゆかりのある地域や災害対策への寄付を行ったり、選手数人でプロジェクトを興して寄付を行うこともあります。

全てを調査するのは難しいため、一部を紹介します!

年度選手名金額寄付先
2015年守田 俊介3,500万円東日本大震災の復興支援
2016年村田 浩司ら2名10万円笹川保健財団
2017年山田 亮太ら5名25万円笹川保健財団
2017年黒井 達矢約33万円戸田市
2020年宇野 弥生100万円岡崎市
2020年馬場 貴也ら3名66万円新型コロナウイルス緊急対策支援基金
2021年前田 紗希ら5名約8万円戸田市社会福祉協議会
2021年金子 萌60万円湖西市・新型コロナウイルス感染症対策基金
2021年飯島昌弘ら8名80万円蕨戸田市医師会
2022年白井 英治100万円美祢線全線開通100周年記念ラッピングプロジェクト
-毒島 誠最低500万円以上様々な被災地

毒島誠選手は寄付を通して、日本財団から紺綬褒章を受賞しています。 紺綬褒章が授与される条件の一つは500万円以上の寄付を行っていることのため、ここから最低でも500万円以上は公益のための慈善活動を行っていたと言うことですね!

なお、寄付や社会貢献に関しては選手だけでなくボートレース業界全体でも取り組んでいます。

例えば、BOAT RACE振興会が新型コロナウイルス緊急支援へ10億円の寄付を行ったり、日本財団がボートレースの資金をもとに「日本財団・大阪大学 感染症対策プロジェクト」に10年間で230億円規模の支援計画を発表もしました。

収入が多いということは税金も多く払っているのに、寄付も行うとはすごいのう!

  • 数多くのボートレーサーが社会貢献のために寄付を行っている
  • ボートレースの運営側も数百億円単位で慈善活動を行っている

まとめ:ボートレーサーの平均年収は約1,700万円であり、過去最高獲得額は39億円!

  • A1級の平均年収は約3,000万円であり、レースの最大優勝賞金は1億円
  • 最高峰の選手はたった1年間で2億円以上を稼ぐ
  • 社会貢献を行う選手が多く、守田俊介は優勝賞金3,500万円を寄付した

ボートレーサーの平均年収は1,700万円で、サラリーマンの平均年収よりも高収入であることがわかりました。

また、SGやGI,GIIなどの高グレードのレースでは数百万円~1億円と1度の優勝で高額の賞金も得られるため、年間1,2億円を稼ぎ出すレーサーもいます!

しかし、逆にフライングを行ってしまうと罰金が科せられたり、フライング休み、訓練所での強制合宿などの罰則が規定されているのです。

また、高収入を稼ぎ出していることで、国に収める税金も高いはずですが、被災地やゆかりのある地域に社会貢献として寄付活動を行なっていることもわかりましたね!

以上、競艇選手(ボートレーサー)の懐事情についてでした。

舟研オススメの優良予想サイトをご紹介

記事を読んでくれてありがとなのです!最後に今舟研でオススメしている優良予想サイトを紹介するのです♪

めがね
めがね
データだけを信じる競艇LOVER。自分の経験則でものを考えると考え方がブレてしまうため、これまでの競艇の歴史で証明されたデータを絶対視している。好きなことは出走表を眺め続けることと、競艇場の現地調査。
  • 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。