競艇(ボートレース)の引退事情…事実上のクビである引退勧告や引退してしまった選手達について!カギは勝率・事故率・出走数?

競艇(ボートレース)の引退事情…事実上のクビである引退勧告や引退してしまった選手達について!カギは勝率・事故率・出走数?

競艇選手(ボートレーサー)の人口は、現在では約1600人を保っています。

毎年新しく選手達がデビューする一方で、残念ながら引退をしてしまう選手達もいるから一定に保たれているわけです。

しかしよく考えると自分から引退する選手はそこまで多くは無い…自主的な引退だけになってしてしまうと、選手人口はかなり増える一方になってしまいます。

そのため競艇には事実上のクビである「引退勧告」が存在しています。

「引退勧告」は勝率が低い選手や、フライング等の事故率が高い選手、出走数が少ない選手に言い渡されるもの。

「競艇(ボートレース)における引退はどんな感じ?」「引退勧告について詳しく知りたい!」この記事ではそんな疑問にお答えいたします!

競艇における引退勧告ってどういったもの?

引退勧告とは何か?

さて、今日は競艇における引退事情についての記事を書いて行こうと思います。 引退にも自主的な引退とそうでない勧告を受けての引退があります。 まずはボートレースに存在する「引退勧告」について、概要からご説明いたします!

そもそも引退勧告ってなんぞや?

それじゃあそもそも引退勧告とは何ですか?という話ですが……。
競艇というのは、一般的な仕事とは違って職業の保証があるというわけではありません。
選手人口の飽和を避ける為、ある程度のふるい分けは必要になります。

確かに人口が増えすぎると選手達も斡旋数が減ってしまうからのう

そのためずっと勝てなかったり、何回も事故を起こしてしまったり、あるいは出走回数が極端に低かったりする選手は「引退をした方が良いんじゃない?」と言われてしまいます。
引退勧告というのは文字で想像が付くように、強制的ではないもののやめませんか~といったあくまでもお願いのようなものですが、これに付いてくる難しい条件をクリア出来なければ復帰出来ない為、事実上の強制引退(クビ)といっても過言ではないでしょう。

強制引退なんてあったんだ…こわ…

引退勧告の条件について

引退勧告の条件とは

では引退勧告が届く条件はどういったものなのかという点についてですが、こちらは先程も少し触れたように勝率・事故率・出走数といったものが関わってきます。
もっと詳しく表記するのならば、下のような条件があります。

基本的にはどの条件も4期通算での計算になっていますね。
この条件にどれかひとつでも引っかかってしまうと、選手は引退勧告を受ける事になってしまうわけです。
ちなみに4期は2年です。

勝率が引っかかった場合

「4期通算での勝率が3.8未満だった場合」…まずはこちらの条件ですが、これは文面通り2年間での通算勝率が3.8以下だった場合という条件になります。
言ってしまえば負け続けると引っかかる項目ですね。
とはいえこちらの条件は若手だと結構難しい話ですので、デビューから5年経っていない選手に関しては適応対象外となります。

確かにデビューしたての時から適応されてたら、成長する前に引退ってなっちゃうもんね

ちなみにこちらの勝率なのですが、33年ルールというものがあります。
内容は「デビューから33年経過している選手は条件が4.8未満になる」というものです。
つまり2023年現在で考えると、1990年以前にデビューした選手はそれが適応されてしまうわけですね。

勝率の計算方法

事故率が引っかかった場合

次に「4期通算で事故率が0.7以上だった場合」についてです。
事故率はそもそも級別審査期間中に加算された事故点の合計を出走回数で割った数値ですね。
あまりにもフライングが多かったりすると引っかかってしまう項目ですね。
また1期の中で事故率が0.7を上回ってしまうと、A1級の選手であろうとB2級へ降格されてしまいます。
そして4期通算で計算を行った場合の事故率が0.7以上になってしまうと、引退勧告を受ける事になってしまいます。

事故率は級にも直接響く

出走回数が引っかかった場合

次は出走回数についてですが、こちらは「4期通算の出走回数60未満だった場合」に引退勧告が届きます。
出走回数60以下はかなり少ない方なのでは?と思われるかもしれませんが、競艇の斡旋数は級によって変わってきます。
要するに強い選手ほど斡旋数も多いのですが、逆にあまり勝てない選手は斡旋が減ってしまうため、意外と引っかかりやすいかもしれません。

この中だとどれが一番引っかかりやすいのかな?

基本的には勝率で引っかかる選手が多いような気がするのう

2023年に競艇で引退した選手

2023年に引退した選手

では今年2023年に引退勧告を受けて引退した選手はいるのでしょうか?
ボートレースは引退理由が出ない事も多いため、引退が勧告によるものなのかの判断を付けるのは正直少々難しいです。
引退勧告関係なく、今年2023年に引退されている選手は以下の選手達25名が該当しています。

選手名 支部 引退月 引退理由
山口 俊英 佐賀 1月 成績不振
新地 雅洋 大阪 1月 成績不振
中村 格 岡山 1月 成績不振
二宮 博貴 東京 1月 成績不振
福田 慶尚 広島 1月 成績不振
窪田 好弘 福井 1月 -
岩谷 真 東京 1月 成績不振
野澤 大二 東京 1月 -
吉田 隆義 愛知 1月 -
長溝 一生 佐賀 1月 -
鈴木 幸夫 愛知 1月 -
小羽 正作 福岡 2月 -
前本 泰和 広島 2月 -
森秋 光 岡山 3月 -
濵村 芳宏 徳島 3月 -
木村 詳子 山口 3月 成績不振
竹本 太樹 大阪 3月 -
中村 亮太 長崎 4月 -
真田 翔磨 福岡 4月 成績不振
横田 悠衣 愛知 4月 成績不振
山本 宝姫 山口 4月 -
吉田 健太郎 愛知 4月 -
秦 直也 岡山 4月 成績不振
松浦 努 岡山 5月 成績不振
宮西 真昭 佐賀 5月 成績不振

あまり名前を見かけない選手から、大物レーサーの名前までありますね。
勧告に関しても出来れば全員分調査したかったですが、流石に全員分の4期成績を計算するのは骨が折れるので、軽く見てなり得るかどうかを出しました。
成績不振とした選手についても、勧告ラインが近かった選手はそう書かせて頂いてるだけなので、単に自主的な引退という事もあるかもしれません。

成績不振で引退とは大々的に言うのも問題ありそうだもんね

また今年に関しては引退ラッシュがあったため、その辺りは成績不振ともまた関係ないかなと。
いずれにせよ我々が知る術はないので、成績から読み解くか本人が理由を話してくれるかしないと分からないのが正直な所。

そっか、たしかに八百長疑惑を掛けられていた選手が引退ラッシュだったんだっけ?

引退選手は例年よりも増えそうじゃな…

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過去に引退した選手たちについて!

過去に引退した選手

別の年に引退した選手達についてもまとめてみましょう。
有名所の選手に関しては引退をご存知の方も多いとは思いますが、全体で見ると実際1年にどれだけの選手が引退しているかって分からなかったりしませんか?

2022年に引退した選手たち

2022年に引退した選手は46名で、以下の選手たちが引退した選手になります。

選手名 支部 引退月
飯田 佳江 滋賀 1月
岡 悠平 東京 1月
前川 ⻯次 滋賀 1月
⼩林 晋 東京 1月
藤井 理 山口 2月
鈴⽊ 慶太 静岡 2月
吉⽥ 稔 群馬 3月
若⼥井 正 東京 3月
⿇⽣ 千晴 広島 3月
織⽥ 猛 佐賀 3月
⼩巻 良⾄ 埼玉 3月
⼭崎 智也 群馬 4月
本部 真吾 三重 4月
豊⽥ 聡 徳島 5月
⼤内 裕樹 滋賀 6月
佐藤 享⼦ 大阪 6月
中林 秀⼈ 大阪 6月
⽥中 健太郎 岡山 6月
沼⽥ 克彦 徳島 6月
⾦澤 ⼀洋 群馬 7月
武藤 直志 群馬 7月
濱⽥ 隆浩 大阪 7月
⽥中 伸⼆ 広島 9月
岩⽥ 優⼀ 静岡 9月
尾崎 鉄也 長崎 10月
⽯塚 久也 埼玉 10月
⼆橋 学 静岡 10月
⾦⼦ ⿓介 兵庫 10月
篠原 俊夫 香川 10月
柳澤 千春 香川 10月
中⽥ 達也 福岡 11月
吉本 正昭 山口 11月
⼤川 茂実 岡山 11月
⼭⼝ 哲治 長崎 11月
⼤⽥ 誠 山口 11月
⾼⼭ 哲也 兵庫 12月
坂本 雅佳 岡山 12月
太⽥ 克哉 群馬 12月
三井所 尊春 佐賀 12月
宮本 紀美 東京 12月
森脇 徹 山口 12月
⽥中 定雄 埼玉 12月
久保⽥ 美紀 群馬 12月
沖 悟 大阪 12月
森⽥ 太陽 滋賀 12月
中⻄ 宏⽂ 滋賀 12月

特に印象に残っている方も多いのは山崎智也さんの引退ではないでしょうか?
また2022年では死亡事故も2件起きていて、上記のリストの中では⼩林晋選手と中⽥達也選手がレース中の事故でお亡くなりになっています。

2023年では死亡事故は一件も起きていませんが、出来ればこのまま無死亡が続くと良いですね。 あ、それと山崎智也さんについては別記事もありますのでそちらも是非読んでみてください。

2021年に引退した選手たち

次が2021年に引退した選手達になります。

選手名 支部 引退月
西坂香松 香川 1月
齋藤篤 東京 1月
村上橋蔵 愛知 1月
永瀬巧 群馬 1月
小野真歩 福岡 1月
伏見卓 愛知 1月
宮地孝四朗 福岡 1月
東本千佳 大阪 1月
松本峻 福岡 1月
加藤裕太 愛知 2月
山崎昭生 香川 2月
宮地佐季 広島 2月
伊藤葵和子 東京 3月
八十岡恵美 福井 3月
彦坂径冶 愛知 3月
藤井定美 群馬 3月
山口俊英 佐賀 3月
潮田浩子 福井 3月
勝又桜 静岡 4月
幸本誠 広島 5月
原義昭 岡山 5月
米井里実 東京 5月
大古場貴 佐賀 5月
鈴木諒祐 静岡 5月
谷口勝 大阪 6月
小形綾 東京 6月
香川友尚 香川 6月
下出秀明 福井 6月
萩原善行 群馬 6月
阪本聖秀 大阪 6月
松本真吾 徳島 6月
鈴木唯由 群馬 7月
松下潤 徳島 7月
上野励 福岡 7月
三瀬譲 長崎 8月
遠藤晃司 東京 9月
横家翔一 愛知 9月
三好一 福井 10月
中尾智博 佐賀 10月
金森史吉 香川 10月
内野省一 愛知 11月
野添貴裕 大阪 11月
井川正人 長崎 11月
吉崎悠司 福井 11月
吉村和也 長崎 11月
西茂登子 徳島 12月
白石浩二 兵庫 12月
和田敏彦 福岡 12月
熊谷直樹 東京 12月
竹村祥司 大阪 12月
高橋悠花 岡山 12月
藤原真也 香川 12月
橋本健造 大阪 12月
白井弘文 山口 12月

2021年は54名になります。
大体1年で50名程が引退していくのがボートレースの現実になっています。
特にベテランになればベテランになるほど勝率の条件も厳しくなってくるボートレースの世界。
ある程度新陳代謝は必要なのでしょうが、それが「ボートレースはベテランに厳しい」と言われたりする理由の一つなのでしょうね。

毎年大体50人…デビュー選手とトントンって感じなのかな?

人口バランスはかなり整っているわけじゃの

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さて、ここまで引退選手について解説してきましたが、皆さんは競艇で稼げていますか?

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まとめ:ボートレースにおける引退勧告は事実上のクビ!成績不振の選手は生き残れない…

まとめ

というわけで今回は競艇における引退勧告についてをご紹介させていただきました!
いやー……傍から見ているだけでも中々に恐ろしい話ですよね。

というわけで今回の記事はこれにて締めさせて頂きたいと思います!
というかなんか大量の名前などを書いていたら、段々ゲシュタルト崩壊して選手名がよく分からなくなってきたりと想像以上に疲れました。
夜神月もデスノート書いてる間こんな気持ちになることもあったのかな…。
さて、それではまた次回の記事でお会いしましょう!

引退って聞くと悲しくなっちゃうけど、競技だし仕方はないのかな?

言い方は良くないが、勝てない選手がずっと居続けるのも問題なのじゃからなー

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東京在住のヤニカス・酒クズハイブリット。
競艇帰りに適当な飲み屋に寄るのが何よりの楽しみ。
実は競艇歴よりもパチンコ歴の方が長い。
アラサーに突入して身の振り方を悩んでます。