競艇の「安定板」とは?レースへの影響や有利不利は?配当は荒れる?
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みなさんは競艇における「安定板」を知っていますか?
安定板とは、レースを安定させるためにモーターに装着するU字型の金属板です。
- 安定板の特徴やルールはどんなものがある?
- 安定板があるとインが有利になる?それとも荒れやすくなる?
- 予想に役立たせるためにはどうすれば良いのか?
などなど、安定板に関するさまざまな情報について解説していきます!
「安定板ってなんとなくはわかるけど説明できないんだよね〜。」「安定板について知ったら何か役に立つの?」という方には目から鱗の情報もあるかも!
ぜひ最後まで見てね〜♪
競艇の安定板とは?特徴を解説!
競艇の安定板とは「風が強いときや波が立っているときにボートに装着するU字型の金属板」です。
接水面積を大きくすることで水との抵抗が増え、いつもより安定して走れるようになります。
それでは、まず安定板の特徴から見ていきましょう!
安定板は意外と小さい?安定板自体と装着時の見た目
安定板はこのようなU字型の金属板です。
意外と小さいようにも見えますね!
こちらは装着時の見た目です。
意外と見た目はそこまで変わらないようにも見えますが、多くの選手が安定板の有無で「全く違う」と話しています。
確かに!これでも意味はあるんだね〜!
安定板を装着するかは競技委員長が決定する
安定板を装着するかどうかは競技委員長が決定を下します。
「風速や波高が何mのとき」と決まっているわけではなく、水面の状況下によって臨機応変に競技委員長の判断で行われます。
ただし、選手たちが「今日の水面は安定板がないと危ない」と判断した場合は、選手代表を通じて競技委員長への提案も可能です。
提案をしたとしても最終的に決定するのは競技委員長じゃぞ!
安定板の選び方で性能は変わる?
安定板をつけることが決定されると、選手たちは競艇場が用意した安定板を選びます。
基本的にはどの安定板を選んでも性能に大差はありません。
しかし、気持ちの問題で以下の項目を基準に選ぶ選手が多いようです!
- 水面との接地面がツルツルかザラザラか
- 板が曲がっているかどうか
水面との接地面はツルツルの方が良いようですが、板は真っ直ぐなものが好みな選手もいれば、曲がった板が好みな選手もいるようです。
また、競艇場によってはモーター番号ごとに安定板が決められているケースもあります。
江戸川競艇場でははじめから小さい安定板が装着されている
全国の競艇場で唯一河川を使っており、荒れやすいことで有名な江戸川競艇場では、はじめから小さな安定板が装着されています!
いやはや江戸川の荒れっぷりは凄まじいですね!
さらに、ここから安定板を付ける決定が下された場合は、通常よりも大きいものが装着されます。
ちなみに、鳴門競艇場では安定板のサイズが小と大で分かれているみたいだね〜!
- 【安定板の特徴まとめ】
- 1安定板を装着するかは競技委員長が決定する
- 2安定板の選び方で性能はあまり変わらない
- 3江戸川競艇場ではすでに小さな安定板が装着されている
安定板を装着した時のメリットとデメリットは?
ここでは安定板を装着したときの、選手やモーターへのメリットとデメリットを解説します。
【メリット】安定板を装着すると水面との抵抗が増し安定感が増す
安定板を装着すると、水面との間に抵抗が発生します。
そのため安定感が増し、悪水面上でも走りやすくなったり、ターンの回り足が良くなったりします。
安定板自体は小さいですが、あるのとないのとじゃ全く異なるようで、荒れるレースでは「安定板をつけないと怖くて乗れない」と語っている選手も!
過去に風速10mのなか、安定板を装着せずに行われたレースもご覧ください!
ひぇ〜!安定版のありがたみがわかる動画だね…!
【デメリット】水面との抵抗力が増すことで最高速度が下がる
安定板を装着すると水面との抵抗が増すということは、そのぶん速度が出にくくなります。
モーターの伸び足が悪くなり、艇全体の速度が遅くなるためスピード戦にはなりにくいです。
つまり、アウトコースからのまくりやまくり差しも起こりにくくなるわけですね!
【その他】安定板を装着した場合はチルトを上げる選手もいる
モーター性能が高い場合は、安定板をつけてもあまり影響を受けないため、そのまま走れるケースもあります。
しかし、そうでないパターンでは伸び足に大きく影響するため、チルトを上げることで対処する選手もいるようです。
チルトを上げるとモーターと水面の接地面が少なくなるため、水面との抵抗が減りスピードが出やすくなりますね。
ただ、もちろん安定板の利点を生かすために、チルトを跳ねない選手もいるので、モーター状況や選手ごとの好みという感じでしょう。
チルトに関する記事はこちらをチェックじゃ!
- 【メリット・デメリットまとめ】
- 1【メリット】安定板を装着すると水面との抵抗が増し安定感が増す
- 2【デメリット】水面との抵抗力が増すことで最高速度が下がる
- 3【その他】安定板を装着した場合はチルトを上げる選手もいる
安定板を装着するとレースに影響する?荒れる?
ここまで安定板についての特徴やメリット・デメリットについて解説しましたが、実際にレースにはどのような影響を与えるのでしょうか?
安定板を装着するとインが有利になる
先述したとおり、安定板を装着するとモーターパワーが落ちるため最高速度が落ちます。
そのため、アウトコース勢はダッシュスタートをしてもインとの伸びの差が少なくなるため、インコースが有利といえるでしょう。
実力が拮抗している場合は、アウトコースからはまくり、まくり差しが決めにくくなります。
「実力が拮抗してる場合は」ってことは、そうじゃない時はどうなるの?
モーターパワーが落ちるため実力差が明確になる
実力差が拮抗していれば、当然インの信頼度が大幅に上昇します。
しかし、モーターの伸びが落ちるということは、それだけ選手の実力が特に問われるということでもあります。
つまり、「インに有利にはなるけれど、アウトコースに実力者がいたらそちらに軍配が上がる」という可能性もあるということです!
だからこそ、安定板をつけると配当は荒れやすくなってしまうんですね〜。
安定板をつけると「イン有利になるが配当は荒れやすい」という不思議な状態になるってわけじゃな。
モーターパワーがあればアウトコースからのまくりも発生する
さらに、ここまで「安定板を装着するとモーターパワーが落ちる」と話してきましたが、元々のモーター性能が高い場合はそれを感じさせないケースもあります。
その場合は、安定板装着前と同じようにアウトコースからのまくりが決まることもあるでしょう。
「実力がある×モーター性能が良い」選手がアウトコースにいる場合は注意しなければなりませんね!
結局レースは荒れやすくなる?それとも安全になる?
安定板をつけると艇は安定することが分かりました。
しかし、安定板をつけるってことは水面は元々荒れているということもあり、結局荒れるのか?荒れないのか?どちらなのでしょう。
結論からいうとどちらのパターンもあります!
なにそれ〜!結局わかんないじゃん!
結局は天候による水面の荒れ具合にもよります。
安定板を装着して収まるレベルなのか、それ以上に荒れている場合もありますよね。
例えば、下記の動画のレースでは、安定板をつけていても荒れたレースとなっており、まさかの2周1マークで1号艇に事故が起こります!
結局どうなるかわからないってことじゃから、あまり予想をするのはおすすめしないぞい。
- 【レースへの影響まとめ】
- 1安定板を装着するとインが有利になる
- 2モーターパワーが落ちるため実力差が重要になる
- 3モーターパワーがあればアウトコースからのまくりも発生する
- 4レースは安定するケースもあれば荒れるケースもある
安定板を装着すると舟券にどう影響する?予想の攻略方法!
元も子もないことを言ってしまいますが、そもそも安定板をつけるとレースの結果は予想しにくくなります。
そのため、高配当が出る可能性もありますが、回収率を着実に上げていきたいのであれば基本的には予想しないでおくのが定石でしょう。
とはいえ、「それでも良いから予想方法を教えて!」「高配当を狙いたい!」という方もいるかと思うので、ここから安定板装着時の舟券予想方法を解説します!
【攻略1】実力のあるアウトコース選手を狙う
安定板を装着するとモーター性能が落ちることで、レースは選手の実力が重要になります。
もしインコースに実力者がいる場合は、誰もがそこに投票するため、かなりオッズは低くなるでしょう。
しかし、アウトコースに実力者がいる場合はそこから高配当が飛び出す可能性も!
穴党大歓喜の情報だね〜!
【攻略2】モーターパワーがある選手を狙う
モーターパワーがある選手は安定板をつけていても、あまり差を感じさせない走りをします。
そのためインコースはもちろん、アウトコースからも狙う価値のある選手となるでしょう!
実力者を狙うのと同じように、アウトコースから高配当が出る可能性も秘めていますね。
【攻略3】展示タイムをチェックする
安定板装着時とそうでないときの展示タイムをチェックすることで、安定板をつけたことによる影響がわかります。
もし安定板装着前後の展示タイムの差が少ないのであれば、あまり影響を受けずに走れているということなので、狙い目の選手といえるでしょう。
- 【舟券予想のまとめ】
- 1【攻略1】実力のあるアウトコース選手を狙う
- 2【攻略2】モーターパワーがある選手を狙う
- 3【攻略3】展示タイムをチェックする
それでも当たらない場合は競艇予想サイトを使う
ここまで安定板装着レースでの予想方法について説明しました!
予想方法を理解することで的中率は間違いなく上がりますが、正直にいうと「初心者が競艇で稼ぐのはかなり難しい」です。
「予想を当てて楽しむ」「小銭を稼ぐ」程度であれば先ほどまでの説明で十分ですが、稼ぐためにはやはりプロの知識や経験が必要とされます。
まあ、ギャンブルをやる人は大体がトータルマイナスじゃからな…
ただ、「本気で競艇で稼ぎたい」「人生を競艇にかけている!」
そんな方におすすめしたいのが競艇予想サイトです。
競艇予想サイトは、簡単にいえば競艇のプロが無料・有料で予想をしてくれるサービス!
多くのサイトが無料登録でき、無料予想も提供しています。
私はプロの無料予想を参考にしながら、自分なりに予想を組み立ててるよ♪
ただしデメリットとして、予想サイトには悪質な予想サイトがあるため、気をつけてください!
もし興味のある方は、我々が過去190を超える競艇予想サイトを検証した結果、数年間を経て厳選したこちらの「おすすめ競艇予想サイト」からチェックすることをおすすめします。
- 【競艇予想サイトのまとめ】
- 1競艇で稼ぐなら予想サイトを使うのがベター
- 2悪質な詐欺サイトもあるため要注意
- 3舟研では190以上のサイトを検証したうえでおすすめサイトを厳選
まとめ:安定板装着時の影響を知ることで的中率・回収率が上がる!
さて、今回は安定板について解説しました!
- 安定板は天候や水面が荒れた時にモーターに装着する板
- 安定板を装着するとボートの安定感が増し走りやすくなる
- 安定板を装着すると伸び足や周り足が悪くなり最高速度が下がる
- 安定板装着レースは予想しない方が良い
- どうしても予想したい場合は攻略法を実践するか競艇予想サイトを使用する
安定板は選手の安全性を高めるためにも必須アイテムですね。
予想をする側としては、安定板があることによってインが有利になったかと思えば、安定板の影響を受けにくいモーターを持つアウトコース艇がまくったりと、なかなか厄介になります。
そのため、何か理由がない限りは安全版装着レースは避けると良いでしょう!
- めがね
- データだけを信じる競艇LOVER。自分の経験則でものを考えると考え方がブレてしまうため、これまでの競艇の歴史で証明されたデータを絶対視している。好きなことは出走表を眺め続けることと、競艇場の現地調査。
- 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。