競艇の「出遅れ」とは?罰則や選手責任外のケース、出遅れを予想に活かす方法など徹底解説
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みなさんは競艇における「出遅れ」を知っていますか?
出遅れとは、簡単にいうとスタートを遅めに切ってしまうことです。
- 出遅れは具体的にどんなルールなのか?
- これが起こると選手・運営・舟券予想はどれくらい困るのか?
- 予想に役立たせるためにはどうすれば良いのか?
などなど、出遅れに関するさまざまな情報について解説していきます!
「出遅れってなんとなくはわかるけど説明できないんだよね〜。」「出遅れについて知ったら何か役に立つの?」という方には目から鱗の情報もあるかも!
ぜひ最後まで見てね〜♪
競艇の出遅れとは?
競艇におけるスタートは「出遅れスタート方式」と呼ばれるもので、大時計が0秒〜1秒を指している間にスタートしなければいけないというルールです。
その1秒を指したあとにスタートを切ってしまった選手は「出遅れ」としてスタート事故を起こした扱いとなります。
出遅れを起こすことで、運営や競艇選手、予想をする人にも影響が及ぶため非常に悪質な事故として扱われています。
簡単にいえば、フライングの遅いバージョンじゃな!
出遅れの原因は?選手責任外もある?
それでは、出遅れとなる原因は何なのでしょうか?
フライングは基本的に選手のミスが原因ですが、じつは「出遅れ」はそうとは限りません!
出遅れの原因の5割以上は選手責任外とも言われています。
具体的には、どんな原因があるんだろう〜?
選手自身のミスによる出遅れ
1つめは「選手自身のミスによる出遅れ」です。
- 「タイミングがよくわからなかった」
- 「深インしすぎた」
- 「よそ見をしていた」などなど
よそ見って(笑)そんなことあるの〜!?
実際に2021年3月に住之江競艇場行われた「G1太閤賞」では、濱野谷憲吾選手がよそ見をしていて出遅れてかけた事例があります!
こちらは、ピット離れの時によそ見をしたせいで遅れ、無理やり前付けで1コースを死守したことで深インになってしまったことが原因です。
実際に「出遅れ」判定にはならなかったものの、通常よりもかなり遅れてしまったことで3号艇・峰竜太選手にまくられてしまいました。
会場では相当観客が怒っていたようじゃのう!
しかし、実際にこのような例は希といえるでしょう。
本来選手はできるだけ早くスタートを切ろうとします。つまり、大時計の0秒から1秒のうち0秒に近い方を目指すわけですね!
そのため、選手のミスで1秒以上遅れてしまうというケースは非常に少ないです。
天候や水面が荒れたことによる出遅れ
2つめは「天候や水面が荒れたことによる出遅れ」です。
通常、天候や水面が荒れすぎた場合はレースが中止になることもしばしばありますが、そうならなかった場合は出遅れが発生することもあります。
2011年5月に津競艇場で行われたレースでは、全艇出遅れというケースもありました!
動画を見ると波が立っていることがわかりますね。
このような場合は「荒れた状況でレースを開催した運営側に非がある」と考えられ、選手責任外となります。
モータートラブルやアクシデンによる出遅れ
3つめは「モータートラブルやアクシデント」です。
モーターが不調だったことにより、思うようにスピードが出ずに出遅れになってしまうケースがあります。
しかし、ここでの注意点としてモータートラブルは「選手の整備不良によるトラブル」と「モーターそのものに原因があるトラブル」の2つです。
前者の場合は選手責任の出遅れ扱いとなりますが、後者の場合は選手責任外となりペナルティはありません。
また、スタート時に他艇からの接触があったことにより出遅れた場合も、選手責任外となります。
フライングとは少し異なるんじゃな〜!
- 出遅れはフライングと異なり「選手責任外」のケースもある
- 出遅れの約半分が選手責任外である
- 天候や水面が荒れた時、モーターに原因があるときなどは選手責任外になりやすい
出遅れによる選手への罰則・ペナルティは?
ここからは出遅れによる選手への影響について、罰則をチェックしていきましょう!
罰則は基本的にフライングと似た扱いです。
フライングによる罰則の詳細はこちらからご確認ください!
それぞれの罰則を表にするとこんな感じじゃ!
罰則 | フライング | 出遅れ |
---|---|---|
休み | 1回目:+30日 2回目:+60日 3回目:+90日 4回目:+180日 | 1回目:+30日 2回目:+30日 3回目:+30日 4回目:+30日 |
事故点(同じ) | 20点〜30点の事故点加算 | 20点〜30点の事故点加算 |
賞典除外(同じ) | 2度行った場合有り | 2度行った場合有り |
即日帰郷(同じ) | 2度行った場合有り | 2度行った場合有り |
選出除外(同じ) | 有り | 有り |
基本的には同じですが、休みだけ異なりますね。
フライングは同じ期で重ねると休みの追加日程が「+60日」「+90日」と増えていきますが、出遅れは一律「30日」しか増えません。
また、出遅れが選手責任外となった場合はこれらの罰則は一切ありません!
- フライングと出遅れの罰則はほぼ同じ
- 休みについては、何度出遅れを起こしても一律+30日
- 選手責任外の場合は罰則なし
出遅れによる舟券への影響
基本的には出遅れとフライングは似た扱いをされます。
つまり「フライングによる舟券への影響」を知っておくと出遅れにも同じように対応できるというわけですね!
ここでは簡単に内容をまとめておきます。
- 1関連舟券の返還が行われる
出遅れ艇を購入していた場合、その買い目は全て払い戻しされるので安心してください。
- 2オッズが変動する
出遅れが起こるとオッズが変動します。
例えば、1号艇が出遅れとなったとき、1号艇を含む3連単の売上が返還されるわけですね。
3連単の売上が減少したことでオッズも下がるという仕組みです!
- 35艇以上が出遅れするとレースが不成立になる
1レースのうち、5艇以上が出遅れを行うとそのレースは不成立となります。
厳密にいうと、券種によって不成立となる艇の数は異なります。
ここでは軽くまとめましたが、詳細を知りたい方はフライングのページをチェックしてみてくださいね!
- 関連舟券の返還が行われる
- オッズが変動する
- 5艇以上が出遅れするとレースが不成立になる
出遅れを舟券予想に役立てる方法
ここまでは、出遅れが選手と舟券に与える影響について記載しました。
ここからは、実際に出遅れを舟券予想に生かす方法を解説していきますが、こちらも基本的にはフライングと同じです。
もう〜さっきから同じのばっかりじゃん!
一応こちらでも簡単にまとめますね!
- 1出遅れ1回目の選手は様子見を行う
予想をするうえで、1回出遅れを行ったからといって見限る必要はありません。
出遅れ自体あまり起こるものではないので、一度したからといって「二度目もしてしまうかも」と思う選手はあまりいないでしょう。
ここは少しフライングとは異なる部分ですね。
- 2出遅れ2回目の選手は予想を避ける
先ほど、1回目の出遅れ後は様子見と言いましたが、2回目の出遅れ後は流石にほとんどの選手が消極的なレース運びとなります。
そのため、出遅れ2回の選手がいる場合は買い目から避けるか、レース自体を避けると良いです。
詳細はこちらをチェックじゃな!
それでも予想が当たらない場合はこちら
ここまで出遅れについて説明しました!
出遅れに関連した勝ち方を理解することで的中率は多少上がりますが、正直にいうと「初心者が競艇で稼ぐのはかなり難しい」です。
「予想を当てて楽しむ」「小銭を稼ぐ」程度であれば先ほどまでの説明で十分ですが、稼ぐためにはやはりプロの知識や経験が必要とされます。
まあ、ギャンブルをやる人は大体がトータルマイナスじゃからな…
ただ、「本気で競艇で稼ぎたい」「人生を競艇にかけている!」
そんな方におすすめしたいのが競艇予想サイトです。
競艇予想サイトは、簡単にいえば競艇のプロが無料・有料で予想をしてくれるサービス!
多くのサイトが無料登録でき、無料予想も提供しています。
私はプロの無料予想を参考にしながら、自分なりに予想を組み立ててるよ♪
ただしデメリットとして、予想サイトには悪質な予想サイトがあるため、気をつけてください!
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- 競艇で稼ぐなら予想サイトを使うのがベター
- 悪質な詐欺サイトもあるため要注意
- 舟研では190以上のサイトを検証したうえでおすすめサイトを厳選
まとめ:出遅れはフライングとほぼ同じだが「選手責任外」のケースもあることを覚えておこう!
今回は出遅れについてまとめました。
- 出遅れは1秒よりもスタートを遅く切ること
- ペナルティは「強制休暇・事故点加算・罰金・賞典除外・選出除外・即日帰郷(2回目)」
- 舟券への影響は「舟券代の返還・オッズ変動・レース不成立」
- 予想に活かす方法は「展示のLは気にしない・L2回目の選手は狙わない・競艇予想サイトを使う」
出遅れについて詳しく解説してきましたが、スタートを0.1秒でも遅れると事故扱いとなる非常にシビアな規定でしたね。
ただし、競艇選手の平均STが0.10〜0.30程度であることを考えると、これが1秒を過ぎることはあまりありません。
さらに、出遅れたとしても天候のせいであったり、モーター自体の不具合のせいであったりと、選手責任外のケースも多いです。
ここで学んだ知識は何度も見返して覚えておきましょう!
- めがね
- データだけを信じる競艇LOVER。自分の経験則でものを考えると考え方がブレてしまうため、これまでの競艇の歴史で証明されたデータを絶対視している。好きなことは出走表を眺め続けることと、競艇場の現地調査。
- 当記事はあくまでも執筆者個人の経験に基づく検証で、当サイトはその正確性・再現性を保証は致しません。競艇予想サイトをご利用の際はご自身の判断でお願いいたします。