【2024】PG1マスターズチャンピオン完全解説｜注目ボートレーサーや鳴門競艇場の攻略法！

2024年4月21日に第25回マスターズチャンピオンが幕を閉じました。

今年度の優勝者は「菊地孝平」選手です！

菊地孝平は前節のG1・児島キングカップでも優勝しており、2節連続G1優勝という快挙を達成！

今年マスターズ初出走ですが、怖気付くことなくトップスタートを切って見事なイン逃げでしたね。

インタビューでは下記のように語っています。

「（スタートが早かったことに対して）自分の勘だけを信じて…、怖かったよ〜！」

「たくさんの応援ありがとうございました。まだまだ未熟者ですけども、これからまた精進して頑張っていきますのでボートレース楽しんでください」

優勝戦を振り返ろう

優勝戦の出走表は以下のとおりです。

雨のなかここまで自分だけがズレていると心配になってスロットルを緩めるのが普通ですが、さすが菊地孝平は違いますね！

そのまま危なげもなくイン逃げを決めて優勝となりました！

• 2024年のマスターズ優勝者は菊地孝平
• マスターズ初出場で初優勝！
• 前節もG1で優勝しており、2節連続でG1優勝！

まずは出場選手からチェックしていきましょう。

マスターズの基本情報や出場条件などは最後の章に記載しています！

【井口佳典】2023年の王者が2連覇を目指す！

まずは昨年優勝者の井口佳典です。

銀河系軍団（85期）としてよく知られた井口佳典は過去100回以上SGに出場し、6度の優勝を収めてきた超一流レーサー。

今年も1月に津でVを飾り、5月のオールスターも出場予定です。

【菊地孝平】2024年からマスターズ初出場で成果を残せるか！？

2人目は菊地孝平です。

昨年8月に45歳となったため、今年からマスターズ初出走となりました。

もちろんそのレースの腕前は誰もが認めており、平均STに関していえば脅威の0.11

若ければ若いほど有利というわけではないですが、やはり若さゆえの反射神経や身体能力の高さは健在でしょう。

【田村隆信】徳島支部の期待の星！地元を沸かすレースに期待！

3人目は田村隆信です。

徳島支部からは林美憲・岩崎芳美を加えた3人が出場しますが、田村隆信はこのなかではぶっちぎりの優勝候補でしょう！

今年は2月の丸亀にてG1四国地区選手権競走を制しており、今年の調子も悪くなさそうです。

• 井口佳典は昨年の王者で2連覇を狙う！
• 菊地孝平はトップスタートを武器に今年からマスターズ初出場！
• 田村隆信は鳴門を知り尽くした地元のスター！

今節のモーターについては、結論「気にしなくてOK」です！

鳴門競艇場では2024年4月2日にモーター交換が行われており、モーター数値が対して信用ならないためですね。

もちろん、さまざまなところで「このモーターが良い」「このモーターの2連対率が高い」など言われていますが、今回マスターズで使われているモーターは、2節分しか使用されていません。

基本的にモーターの2連対率や3連対率は、モーター交換から最低でも3ヶ月ほど経ってから信用できるようにしましょう。

2024年マスターズチャンピオンシップの開催地は鳴門競艇場！

鳴門競艇場を制するものは2024年マスターズチャンピオンシップの予想を制しますから、ここはしっかりとチェックしてくださいね。

【特徴1】3・4コースの「まくり」、5コースの「まくり差し」に注意

ボートレース鳴門は著しくインの弱い競艇場です。

1マークとスタンドの距離が非常に狭いため、1コース艇〜6コース艇も短い間隔で並ぶこととなります。

そうすると、センターからはまくりが効きやすく、アウトコースからもまくり・まくり差しが決まりやすくなるのです！

【特徴2】干潮時は「まくり」・満潮時は「イン」が有利

ボートレース鳴門は海水による干満差のある競艇場です。

満潮時は水面が不安定になるため、ダッシュスタートや全速ターンが決まりにくくなります。
そのため1コースのイン逃げや2コースの差しが決まりやすいです。

一方で、干潮時は水面が安定するため、センターやアウトコースからまくり・まくり差しが決まりやすくなります。

【特徴3】季節ごとに風向きが変わる

ボートレース鳴門は季節によって追い風/向かい風が大きく変わる競艇場です。

夏は向かい風が吹きやすく、冬は追い風が吹きやすくなります。

春はどちらかというと向かい風が吹きやすく、3コースからのまくり・まくり差しが増える季節です。

• 【特徴1】3・4コースの「まくり」、5コースの「まくり差し」に注意
• 【特徴2】干潮時は「まくり」・満潮時は「イン」が有利
• 【特徴3】季節ごとに風向きが変わる

【必勝法1】水面が荒れたときは地元の強い選手に注目する

ボートレース鳴門の水面が荒れたときは、地元の有力選手に注目しましょう。

基本的に静水面ですが、満潮時には水面が荒れることもあります。

鳴門は1マークの狭さや干満差によるクセがあるため、そのクセに慣れた地元選手が結果を残しやすいです。

【必勝法2】オリジナル展示タイムをチェックする

ボートレース鳴門のオリジナル展示タイムをチェックしましょう。

鳴門では通常の「展示タイム」だけでなく、「一周タイム」「まわり足タイム」「直線タイム」という3つのオリジナルデータが見られます。

それぞれのタイムが対応している能力は以下のとおりです。

• 【展示タイム】まくりの決めやすさ
• 【一周タイム】総合的なモーター性能
• 【まわり足タイム】ターンをきれいに回る能力
• 【直線タイム】ターンの出口から最高速に達するまでの足。これが良いとスタートが決まりやすい

• 【必勝法1】荒れた時は地元の強い選手を狙う
• 【必勝法2】公式の「オリジナル展示タイム」に注目する

「それでも当たらない…」という方にはさらなる必勝法を…！

ここまで鳴門の攻略法について説明しました！

鳴門の特徴や必勝法を理解・実践することで的中率は間違いなく上がりますが、正直にいうと「初心者が競艇で稼ぐのはかなり難しい」です。

「予想を当てて楽しむ」「小銭を稼ぐ」程度であれば先ほどまでの説明で十分ですが、稼ぐためにはやはりプロの知識や経験が必要とされます。

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• 鳴門は1コース1着率が非常に低い
• 必勝法をチェックして鳴門を攻略しよう！
• どうしても勝てない場合は予想サイトを使うのもあり！

2024年現在の獲得賞金ランキングを確認しておきましょう。

データは2024年1月1日〜2024年3月20日です。（SGクラシック終了時点）

なお、本大会出場予定の選手で最上位にいるのは10位の濱野谷憲吾です。

11位〜60位も見る

順位	選手名	支部	獲得賞金額
11	菊地 孝平	静岡	19,602,000円
12	吉川 元浩	兵庫	19,031,000円
13	池田 浩二	愛知	18,515,000円
14	茅原 悠紀	岡山	17,397,000円
15	前田 将太	福岡	16,848,000円
16	上野 真之介	佐賀	16,766,333円
17	馬場 貴也	滋賀	16,693,000円
18	秦 英悟	大阪	16,341,000円
19	松井 繁	大阪	15,943,000円
20	山崎 郡	大阪	15,879,000円
21	柳生 泰二	山口	15,407,000円
22	小池 修平	大阪	15,256,000円
23	中澤 和志	埼玉	15,142,000円
24	坪井 康晴	静岡	14,631,000円
25	田村 隆信	徳島	14,582,000円
26	寺田 祥	山口	14,434,000円
27	西山 貴浩	福岡	13,886,000円
28	石野 貴之	大阪	13,885,000円
29	山口 剛	広島	13,841,000円
30	遠藤 エミ	滋賀	13,835,000円
31	山本 寛久	岡山	13,833,000円
32	篠崎 元志	福岡	13,464,000円
33	椎名 豊	群馬	13,201,000円
34	河合 佑樹	静岡	13,025,000円
35	魚谷 智之	兵庫	13,005,000円
36	下條 雄太郎	長崎	12,696,000円
37	重成 一人	香川	12,687,000円
38	井口 佳典	三重	12,468,333円
39	岡崎 恭裕	福岡	12,424,666円
40	齊藤 仁	東京	12,411,260円
41	新開 航	福岡	12,402,000円
42	片岡 雅裕	香川	12,397,666円
43	大上 卓人	広島	12,203,000円
44	守屋 美穂	岡山	12,014,000円
45	赤岩 善生	愛知	11,996,733円
46	近江 翔吾	香川	11,921,000円
47	深川 真二	佐賀	11,841,000円
48	森高 一真	香川	11,819,933円
49	谷野 錬志	静岡	11,664,000円
50	杉山 裕也	愛知	11,662,000円
51	船岡 洋一郎	広島	11,599,000円
52	池永 太	福岡	11,570,000円
53	瓜生 正義	福岡	11,519,999円
54	磯部 誠	愛知	11,455,333円
55	大池 佑来	東京	11,451,000円
56	竹田 辰也	山口	11,413,999円
57	長田 頼宗	東京	11,403,000円
58	土屋 智則	群馬	11,355,000円
59	中辻 崇人	福岡	11,252,000円
60	佐々木 完太	山口	11,194,000円

• 獲得賞金ランキング1位は毒島誠
• マスターズ出場選手のなかでトップは濱野谷憲吾

マスターズチャンピオンは45歳以上のレーサーで行われるプレミアムGI競争です！

級別は特に問われないものの、年齢制限があることからマスターズ世代（45歳〜）で最強を決めるレースと言っても過言ではありません。

• 格付け：プレミアムGI
• 賞金：1,200万円
• 優勝戦：6名（各準優勝上位2位）
• 第1回執行日：2000年4月18日
• 今回の開催日：4月16日~21日
• 今回の開催地：鳴門競艇場

2014年から「名人戦競争」という名前から「マスターズチャンピオン」という名称に変わり、優勝賞金は1,200万円ですね！

2着以降の賞金は以下のとおり。

• 2着：420万円
• 3着：310万円
• 4着：220万円
• 5着：180万円
• 6着：150万円

【出場条件・選出除外】出場できる選手の条件は？

PG1マスターズチャンピオンの出場条件は「当年4月1日に満45歳以上の選手」です。

合計で52名が選出されますが、その方法は以下のとおり。

• 前年度優勝者（1名）
• マスターズリーグ優勝者（最大10名）
• 施工者希望（2名）
• 勝率上位者

また、選出除外については以下のとおりです。

• 選考期間内における出走回数140走以下
• 過去のスタート事故によりPG1選出除外中
• 負傷・病気などで出場辞退
• そのほか出場停止処分中

【歴代優勝者】前年度は井口佳典が優勝！1コース以外がキモ？

過去10年間のPG1マスターズチャンピオン歴代優勝者を紹介します。

PG1では1コースからの逃げでの優勝がよくみられますが、マスターズチャンピオンでは1号艇の逃げ以外の決まり手が決まることもよくあるようですね。

鳴門競艇場は1コース1着率が全国比較でかなり低く、それ以外のコースからの1着率が高いため、荒れる可能性もありそうな予感！

【歴代売上】2021年から急激に売上が増加！

過去10年間のPG1マスターズチャンピオンシップ歴代売上を紹介します。

ここ10年間のマスターズチャンピオンの平均売上は約67億円です。

2020年までは50億円程度でしたが、2021年に下関のナイターで一気に売り上げを伸ばしました。

2022年は三国のデイ開催のため、少し下がってしまいましたが、それでも2020年以前と比べると80億円の突破は大きな功績ですね。

今年も100億超えを目指せるでしょうか！

• 優勝戦は1コース以外からも多彩な決まり手がみられる
• マスターズチャンピオンの売上は順調に増加傾向

• PG1マスターズチャンピオン2024が4月16日から鳴門競艇場にて開催！
• 注目選手は井口佳典・菊地孝平・田村隆信
• 鳴門競艇場を攻略することで予想の的中率が上がる！

今回は2024年マスターズチャンピオンシップについてまとめました。

今年のマスターズチャンピオンシップではどのようなレースが繰り広げられるかが楽しみですね！

鳴門競艇場はスタンドと水面が非常に近く、迫力のあるレースを楽しめます。

現地観戦するのにも相性バッチリですね！